過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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276:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:14:18.34 ID:OB2lhOYj0


激しく咳をしながら、汀は目を開いた。

息が詰まり、呼吸が出来ない。
以下略



277:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:14:53.91 ID:OB2lhOYj0


「負担をかけすぎだ……」

数日後、自室のベッドの上で呼吸器を取り付けられ、
以下略



278:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:15:52.51 ID:OB2lhOYj0
「へぇ」

「中島は命は取り留めたが、自分が何をしたのか、何者なのか、
全ての記憶を失っていた。
そんな人間を断罪したところで、意味はないとさ」
以下略



279:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:16:27.20 ID:OB2lhOYj0
「レベル6の患者の治療に成功した例は、日本では初だ。
これで、俺達は更に高みを目指せる。元老院も満足だろう」

「お前はそうやって、結果結果と……」

以下略



280:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:18:21.35 ID:OB2lhOYj0
「精々働いてもらうさ。死ぬまで、俺の道具としてな。
それが、この子の贖罪でもあり、義務でもあるんだ」

「…………」

以下略



281:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:19:02.57 ID:OB2lhOYj0
  彼は薄ら笑いを浮かべながら続けた。

「気が済んだか?」

「もう五、六発殴らせてもらわなきゃ、収まらないな。汀ちゃんのためにも」
以下略



282:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:19:31.07 ID:OB2lhOYj0
「……その子がどうした?」

「目障りだな。関西総合病院にでも飛ばしてくれ」

「どこまでも最低な男だな……!」
以下略



283:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:20:04.35 ID:OB2lhOYj0


汀が目を覚ましたのは、それから一週間経った夜中のことだった。

しばらくぼんやりしていたが、
以下略



284:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:21:49.29 ID:OB2lhOYj0
「何だか、すごく疲れた……」

「無理するな。今、クスリを持ってきてやる」

「圭介」
以下略



285:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:22:20.17 ID:OB2lhOYj0
そして彼は、微笑んで汀の白髪を撫でた。

「俺はそんな子、知らないな」

「夢に出てきたの。じゃあ、私の勘違いかな」
以下略



286:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:25:03.00 ID:OB2lhOYj0
「ね、圭介」

「何だ?」

「私、また誰かのこと治したんでしょ?」
以下略



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