過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
1- 20
683:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:54:04.82 ID:NmcSo/nB0
そして汀の意識がないことを確認して、
ソフィーを歪んだ視線で見る。

慌てて視線をそらした彼女から理緒に目線をうつし、
彼は首を傾げて言った。
以下略



684:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:54:34.13 ID:NmcSo/nB0
「さぁ、二回目のダイブだ。今回は十分に設定する」

「十……?」

ソフィーがそこで声を荒げた。
以下略



685:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:55:04.98 ID:NmcSo/nB0
「口論をしている時間はない。
ソフィーも準備をしてくれ。
無理だと判断したら、今回も回線を強制遮断する。
その点では安心してくれていい」

以下略



686:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:55:46.33 ID:NmcSo/nB0


ザッパァァァァンッ! と、凄まじい音を立てて、
三人は頭から海に落下した。

以下略



687:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:56:23.57 ID:NmcSo/nB0
バシャバシャと水を撒き散らしながら、
浮いたり沈んだりしている。

本当に泳げないらしい。

以下略



688:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:56:58.52 ID:NmcSo/nB0
しかし、すぐに膨らんでいる小白をソフィーの方に投げて叫ぶ。

「この子に掴まって! すぐ助けるから、頑張って!」

そう言い残して、理緒は水を蹴って海の中に潜った。
以下略



689:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:57:32.47 ID:NmcSo/nB0
視線を移動させると、イカダのような形になった小白の上に、
ソフィーが大の字になって荒く息をついていた。

彼女は小白に向かって叫んだ。

以下略



690:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:58:13.55 ID:NmcSo/nB0
「高畑先生、聞こえますか! 高畑先生!」

パニックになっているソフィーをよそに、
ヘッドセットのスイッチを入れて、理緒は大声を上げた。

以下略



691:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:58:46.98 ID:NmcSo/nB0
「やってみます……!」

頷いて、理緒は周りを見回した。

少し離れた場所に、小島があった。
以下略



692:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 19:59:22.20 ID:NmcSo/nB0
ポタポタと海水を垂らしながら、彼女は周りを見回した。

そしてその視線が一点を凝視して止まる。

百メートルほど前方の海面に、巨大な穴が空いていた。
以下略



953Res/544.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice