過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/10/16(火) 18:24:30.95 ID:Xp8Q5vyA0
★
びっくりドンキーの一番奥の席、そこに汀はちょこんと座っていた。
余所行きの服を着ていて、落ち着かない顔で周囲を見回している。
以下略
71
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[saga]
2012/10/16(火) 18:25:04.16 ID:Xp8Q5vyA0
そこで店員……オーナーが歩み寄って、ゆっくりと頭を下げた。
「ようこそおいでくださいました、高畑様。
ご注文は、いかがなさいましょうか?」
以下略
72
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[saga]
2012/10/16(火) 18:25:38.17 ID:Xp8Q5vyA0
「ここは禁煙席だよ。一番喫煙席から離れてる場所を選んだんだ。我慢しろよ」
「うん」
汀は、手に持った3DSを落ち着きなく弄り、そして一言呟いた。
以下略
73
:
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[saga]
2012/10/16(火) 18:26:11.10 ID:Xp8Q5vyA0
汀は打って変わって目を輝かせ、動く右手でぎこちなくスプーンを掴んだ。
「いただきます」
「残ったら俺が食うから。ゆっくり食えな」
以下略
74
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[saga]
2012/10/16(火) 18:26:36.79 ID:Xp8Q5vyA0
圭介は微笑んで、手を伸ばして汀の頬についたクリームを拭った。
「お前は何も考えず、自由に楽しんでればいいんだ。
それが、『人を助ける』ことに繋がってるんだから」
以下略
75
:
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[saga]
2012/10/16(火) 18:27:14.88 ID:Xp8Q5vyA0
★
暗い診察室の中、圭介は隣の部屋
……汀の部屋の明かりが消えていることを確認して、携帯電話を手に取った。
以下略
76
:
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[saga]
2012/10/16(火) 18:28:00.58 ID:Xp8Q5vyA0
ピンクパンサーのグラスに注いだ麦茶を飲み、圭介は続けた。
「今回のダイブの記憶を消したいんだ」
『堕胎の件か』
以下略
77
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/10/16(火) 18:28:26.90 ID:Xp8Q5vyA0
「普通? 笑わせるなよ」
圭介は暗い声で、静かに言った。
「化け物さ。あの子は」
以下略
78
:
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[saga]
2012/10/16(火) 18:28:59.50 ID:Xp8Q5vyA0
「どうしようが俺の勝手だ」
『そのために、あの子自身のトラウマを広げることになってもか?』
「ああ。だってそれが、道具の役割だろ?」
以下略
79
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/10/16(火) 18:30:34.39 ID:Xp8Q5vyA0
☆
お疲れ様でした。
第一話はこれで終了になります。
以下略
80
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/10/16(火) 18:42:31.33 ID:OlS85osDO
面白かった。
サイコダイバーみたいな仕事か。
続き待ってる
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