過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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713:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:12:32.01 ID:NmcSo/nB0
理緒が立ち上がって大声を上げた。

汀の隣で眠っていた小白が頭を上げ、驚いたように彼女を見る。

圭介は肩をすくめ、そして言った。
以下略



714:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:13:01.10 ID:NmcSo/nB0
すがるように理緒は圭介に言った。

「何かの間違いですよね? 冗談にしては酷すぎます!」

「冗談なんて言う訳ないだろ。
以下略



715:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:13:30.12 ID:NmcSo/nB0
「自殺病には赤ん坊でもかかる。
別段、その開発者がかかったとしてもおかしくはないよ」

「そんな……」

以下略



716:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:14:04.93 ID:NmcSo/nB0


びっくりドンキーの駐車場に出た理緒の目に、
ソフィーがSP二人に囲まれて、周囲の視線を意に介さずに、
花壇のラベンダーを弄っているのが見えた。
以下略



717:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:14:32.98 ID:NmcSo/nB0
精神世界の影響は、現実世界にも多大に及ぶ。

まだ指先が凍傷になっているような、
そんな幻の感覚にビリビリとした刺激が走っている。

以下略



718:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:15:04.76 ID:NmcSo/nB0
「どうして……」

「大概のことなら、私は知っているわ。
あなたのおよびもつかないようなこともね」

以下略



719:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:15:36.97 ID:NmcSo/nB0
「つまり、トラウマの植え付けよ。
それが心の中で芽を出して、自殺病を発症させる『種』になる。
それがインプラント。国際的な犯罪よ」

「もしかして、高杉先生も……」
以下略



720:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:16:09.33 ID:NmcSo/nB0
そこで圭介が駐車場に出てきた。

彼は、顔をしかめたソフィーを見て、包帯を巻かれた手を軽く上げた。

「やあ、天才少女じゃないか。具合はもういいのか?」
以下略



721:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:16:41.58 ID:NmcSo/nB0
「あなたから……
いえ、元老院からの依頼なんて、私が受けると思って?」

「君にとってプラスにしかならないと思うが。
第一、君は知りすぎている。
以下略



722:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/22(月) 20:17:13.16 ID:NmcSo/nB0
軽く震えているソフィーを見て、圭介は言った。

「あの子はどうかな?」

「……分かった。で、探してどうするの?」
以下略



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