過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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798:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:27:34.40 ID:fuTWsXwH0
そして理緒に

「ぶつかるよ!」

と叫んでから、前方でエンジンを高速で回転させている赤い車の後部に、
以下略



799:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:28:10.94 ID:fuTWsXwH0
そして何度も回転しながら、崖下に車が落ちていく。

パトカーをスピンさせながら急停止させ、
汀はヘッドセットに向けて叫んだ。

以下略



800:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:28:38.81 ID:fuTWsXwH0
ぐんにゃりと、景色……
いや、「空間」それそのものが歪んだ。

まるでコーヒーにミルクを入れてかき混ぜるように、
汀達を包む空間がドロドロになり崩れていく。
以下略



801:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:29:31.66 ID:fuTWsXwH0


「患者の死亡が確認された。死因はショック死だ」

圭介が淡々とそう言う。
以下略



802:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:30:11.05 ID:fuTWsXwH0
「……知ったことじゃないよ」

「それでも特A級マインドスイーパーか。
呆れてものも言えないな」

以下略



803:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:30:39.56 ID:fuTWsXwH0
「……私が、精神の中核を、車ごと崖の下に落としたから。
精神の崩壊は、脳組織の崩壊を誘発することもあるの……」

「私が……汀ちゃんに、
大河内先生のことを話したから……ですか?」
以下略



804:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:31:22.02 ID:fuTWsXwH0


圭介は、日も落ちて、暗い診察室の中、
椅子に座って資料を見ていた。

以下略



805:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:32:10.37 ID:fuTWsXwH0
『久しぶりだな。高畑君』

しかしその声に、圭介は表情を変えて答えた。

「…………久しぶりですね…………」
以下略



806:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:32:46.56 ID:fuTWsXwH0
電話口の向こうの相手は、それに構わずに続けた。

『ナンバーWをこちらに引き渡したまえ。悪いようにはしない』

「お断りします」
以下略



807:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/23(火) 22:33:33.63 ID:fuTWsXwH0
手洗いが一緒になっている洗濯室に入り、
理緒と汀の洗濯物を、洗濯機に突っ込む。

そこで、理緒の服のポケットに紙切れが入っているのを見て、
圭介はそれに目を留めた。
以下略



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