過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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828:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:54:51.14 ID:vFBSZDNN0
周囲の痛いほどの視線におどおどしながら理緒が言う。

圭介は頷いて、自分の席に座ると、
手を伸ばしてホワイトボードに丸い円を書いた。

「仮にこれが人間の精神……
つまり心だとする。それを最も端的に表した形だ」

「はい。そうですね」

頷いた理緒から視線をホワイトボードに戻し、圭介は続けた。

「人間の精神は何ヶ層かに分かれていて、中核はその中心にある」

彼は円の中にまた数個、なぞるように円を書き、
そして中心に小さな丸を書いた。

「心……精神とは形がないものだ。
でも、現に中核は存在する。じゃあその中核って何だと思う?」


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