過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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818:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:47:49.36 ID:vFBSZDNN0
目を丸くした岬にそれを放って渡し、一貴は息をついた。

「こんなことも」

彼は砂の中に手を突っ込んだ。
以下略



819:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:48:32.90 ID:vFBSZDNN0
しかし、そこにはただ、真っ白い珊瑚礁の砂があるだけだった。

「あたしには出来ない……」

残念そうに呟いた彼女に、一貴は日本刀を脇に置いて続けた。
以下略



820:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:49:09.47 ID:vFBSZDNN0
「コントロールだよ。夢の。
何もかもを『思い込む』柔軟性が必要だ……
訓練である程度は出来るようになると、思う……」

自信なさ気にそう言って、一貴は息をつき、喉の傷口を押さえた。
以下略



821:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:49:47.59 ID:vFBSZDNN0
それを見て、岬は静かに彼の手に、自分の手を重ねた。

「落ち着いて。あたしがいるよ」

「……ああ、そうだね」
以下略



822:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:50:58.64 ID:vFBSZDNN0


「……何だよ……」

顔面をグーで殴られてハンモックから転がり落ちた一貴を、
以下略



823:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:51:36.75 ID:vFBSZDNN0
肩をすくめて、一貴は岬に近づくと、
彼女に被せていたヘッドセットを取り除いた。

そして点滴の針を抜いて、彼女を抱え上げる。

以下略



824:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:52:13.37 ID:vFBSZDNN0
床に座り込んだ一貴に資料を放り、
結城は腕組みをして彼を見下ろした。

「そいつを、岬と二人で『殺して』欲しい」

以下略



825:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:52:44.47 ID:vFBSZDNN0
「多分、対マインドスイーパー用の護衛を連れてる。
どれくらい強力な奴か知らないけど、
岬ちゃんは連れて行かないほうがいいかも」

「機関は、あの子の有用性も証明したいんだよ」
以下略



826:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:53:21.86 ID:vFBSZDNN0

★Karte.11 晴れた空に浮かぶ★

「心に『ロック』をかけてもらいたい」

以下略



827:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:53:57.07 ID:vFBSZDNN0
彼女が抱いている猫、小白も寝ている。

問いかけられた理緒は、頷いて、少し考えた後言った。

「ええと……一年前に、警視庁を退任した警視庁総監のことですよね」
以下略



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