過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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829:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/24(水) 19:55:35.09 ID:vFBSZDNN0
聞かれた理緒は、しばらく考えてから答えた。
「その人そのものだと思います」

「正解だ。人間の存在そのものに形を定義することは出来ない。
でも、物質としてこの世に存在している以上、
何かしらの核はなければいけない。それが精神中核だ」

圭介は息をつき、手元のペットボトルから水を口に運んだ。

「……それでだ、今回のダイブでは、
いつも君達がやっているように、
精神中核についた汚染を取り除くのではなく、
逆に、取り除く前に行う『予防』をやってもらいたいんだ」

「自殺病の……予防が出来るんですか?」

素っ頓狂な声を上げた理緒を落ち着かせ、圭介は頷いた。


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