過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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931:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:59:36.28 ID:CgQnpWSV0
「ああ分からないな。道具に感情なんてないからな」

「道具……?」

理緒は顔を青くして立ち上がった。

「私は道具じゃない!」

「じゃあ何だ?」

「私は……私は人間です! 汀ちゃんも……人間です!
私達は、あなたと同じ人間です!」

「違うな。道具だ」

鼻でそれを笑い、圭介は続けた。

「俺達の庇護がなければ何も出来ない餓鬼の分際でよく吼える。
世間も、常識も、何も分からないくせによく言う。
俺達がいなければ何も出来ない存在のくせに、言うことだけは一丁前。
要求することだけは一丁前」


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