過去ログ - まどか「杏子ちゃん、それはちょっと食べすぎじゃない……?」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/17(水) 23:26:09.51 ID:GMQfU+T3o



「ふい〜、食った食ったー!」

「凄い……、見てるこっちが気持ち悪くなるレベルだよ……」

 わたしは、杏子ちゃんの恐ろしいまでの食べっぷりに対して、正直引いてしまいました。

「いやあ、あたしは満足だぞまどか〜! 人助け様々だね〜!」

「えへへへ! 本当に助けてくれてありがとう……」

 わたしは、心から杏子ちゃんに対して感謝しました。

「あー……。へへ、良いって!」

「あれ? 杏子ちゃん、どうしてちょっと言葉に詰まったの……?」

 杏子ちゃんの言葉が少し詰まった事が気になったわたしは、杏子ちゃんを問い詰めました。

「うん……。実はあたし、誰でも助ける程いい奴じゃあ無いんだよね」

「えっ? それじゃあ、どうしてわたしを助けてくれたの……?」

 杏子ちゃんは恥ずかしそうに、わたしに話してくれました。

「……なんて言うかね。……妹に似てたんだ」

「えっ!?」

 杏子ちゃんから意外な言葉が返ってきて、わたしはビックリしてしまいました。

「いやね、姿が似てるとかじゃなくてさ。……その、面影があって、ほっとけなかったんだ……」

「そうなんだ……」

 杏子ちゃんは悲しい顔をしてわたしを見ました。

「悪いね……。不純な理由でさ……」

「……杏子ちゃん。ううん、良いんだよ……お姉ちゃん!」

 わたしが杏子ちゃんに対してそう言うと杏子ちゃんはとてもビックリしてしまいました。
 そして、すぐに杏子ちゃんの顔がくしゃくしゃに崩れて涙を流してしまいました。

「……っ! ごめんね……。モモ……守れなくって!」

「あわわ、ごめん! 泣かないで杏子ちゃん!」

 わたしは、急いで杏子ちゃんの隣に行って抱き寄せました。すると、杏子ちゃんはまた、わたしの胸で豪快に泣き叫びました。

「うわあああぁぁぁぁん!!!」

「よしよし……」



(佐倉杏子……そう……貴方も……。)

 私は、佐倉杏子がまどかに対して妹の面影があったから助けたという部分を聞いて、とても悲しくなってしまった。

(貴方も辛い過去を持っているのね……。そして、まどかを助けてくれてありがとう。貴方がいなかったら今頃、私は……。
いくら何度でもやり直せるといっても、私の大切な人が簡単に死ぬなんて絶対に嫌だから。)

 そう、私は心から彼女に対してお礼をすぐに言いたい。けれども、今はまだ彼女と接触するべきではないとわたしは考えたわ。

(それにしても……。佐倉杏子ったらまどかとイチャイチャしすぎよ……! あの胸は本来、私の特等席なのだから……!)


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