過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】

↓ 1- 覧 板 20

991: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/27(土) 01:23:08.53 ID:sKRBMnIn0
咲「うん、元気でやってるよ。～～君や○○君とかもみんな一緒にこの学校に入ったからね。京ちゃんがいないのは寂しいけど……でも、まあ頑張れます！」

ピンク色を脳内からかき消して、普通に答える。

これが私たちの普通だもんね、ふふっ。

……返事まだかなぁ。

『俺はお前がいなくて寂しかったんだけどなぁ』

咲「」

咲「……はっ、ダメだよ、咲、京ちゃんの甘い言葉に惑わされたら！」

咲「こんなやりとり日常茶飯事だったもんね、だからちょっとこっちも軽口で……」

咲「いや、さっき楽しいっていってたじゃん……っと」

とくんとくん、と高鳴る胸が、心地いい。

『や、まあそうなんだけどな。なんだかんだ一緒に居たのは咲だろ、だから……なんていうか、いないとちょっと寂しいんだよ……っと』

咲「……そっか」

私も。

私も寂しかったんだよ、京ちゃん。

咲「……えへへ、そっか……ね、京ちゃん、京ちゃんは今どこにいるの？……っと」

きっと、京ちゃんの言葉は、今回は冗談じゃないな、と思って。

私も早く会いたいな、と思って。

『ああ俺は鶴賀学園の近くだ』

……鶴賀学園。

ここからは確か山を越えなければいけなかったはず。

……遠いなぁ。

京ちゃんが遠い。

咲「……遠いなぁ。一日二日じゃ会える距離じゃないんだね……っと」

もっと近かったら、私はもっともっと会いにいったのに。

それこそ、放課後、とか。

京ちゃんに会いたいな。

『別にそうでもないだろ、山を越えればすぐだぜ！　さあ、レッツランニング！』

……ああ、いつもの京ちゃんが帰ってきた。

しんみりした私とはさよならだけど、陽気な私がこんにちは。

うん、やっぱり京ちゃんとの会話はこうでなきゃ。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/284.45 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ