過去ログ - ハルヒ「ブギーポップを探すわよ!」
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36: ◆qXEKQweJllf.[saga]
2012/11/12(月) 23:41:12.34 ID:z4yA4tnbo

「『で?』とは?」

「お前が微妙に話を誤魔化しているとわかるくらいには、俺はお前と友情育んだつもりだといっているんだ」

先ほどと同じジュースのボタンを押し、がしゃんと音を立てて落ちてきた缶を取り出しながら冗談めかして言う。

「……とんでもありません、別に誤魔化してなどいませんよ」

古泉よ、笑顔が仮面に戻っているぞ。

まぁだが、こいつが今言わないと言う事は俺はまだ知らなくて良い事なのだろうとおとなしく引き下がる。

「恐縮です」

そして、こいつも俺の思ってる事を察しそう言いながら笑った。

「ところでよ、俺たち今監視されてんだよな?」

古泉はニコリと笑いながら頷く。
ならばこんなこと話してて大丈夫なのだろうか、と今更不安になる。

「えぇ、問題はありません。
唇を読まれないよう監視役に口元隠してますし、あなたも話す時は下を向いていましたしね。
たまに僕はあなたがこの世で一番とんでもない存在なのでは? と思いますよ」

「ただの偶然だ。それよりどうするんだ?」

古泉のその言葉には返さず、にっこりといつもの仮面をかぶり直した。


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