131: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 16:56:04.96 ID:jwrdfRxGo
伊織「ハイハイ。ある月の無い夜のことね。淳二さんが部屋で本を読んでいると、……ヒンポーン。ってチャイムが鳴ったの」
真「ひいぃっ」ビクッ
132: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 16:57:54.27 ID:jwrdfRxGo
伊織「皆がお察しのとおり、彼女は幽霊じゃなかった。でも、場合によってはそっちの方がタチが悪いわよね」
伊織「だから淳二さんは恐る恐る言ったの。『……なにか、ごようですか』」
133: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 16:59:55.21 ID:jwrdfRxGo
,.==ヾ、_
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‖ (・) ノ ` ー'’ . -=<< イ三●三メ >>=-
トー- ≠ __ __. ´ ´`‐==ニ==-´ `
,.==ヾ、_ { `Y⌒Y´ }
134: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 17:01:53.02 ID:jwrdfRxGo
真「ぴっ……」フラリ…
春香「あ、死んだ」
135: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 17:03:48.51 ID:jwrdfRxGo
伊織「一息ついてから、彼女の様子を見るとね、その子が実はご近所さんの女の子だったと気付いたのよ」
伊織「顔見知りだと知って少しホッとしたところで、話しかけようと _lコlコ
| , . _
136: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 17:05:55.71 ID:jwrdfRxGo
『……大丈夫ですか?』コソッ
『もうやめてぇッ! 助けて! お願い!』
137: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 17:07:52.11 ID:jwrdfRxGo
伊織「それで女の子は我を取り戻したのか、少し落ち着いて事情を話し始めたわ」
伊織「頼れる人が、近所で顔見知りの淳二さんしかいなかったこと。最近霊障に悩まされていたこと。今日は特に酷かったこと。そして……」
138: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 17:09:51.16 ID:jwrdfRxGo
伊織「コホン、詳しく話を聞くと、大体こんな感じの話だったのよ」
伊織「……昔々、あるところに2人の新米アイドルがいました」
139: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 17:12:02.41 ID:jwrdfRxGo
( 、 ( {
. \\_j ヽ
r――┘ } / ̄ ̄ ̄ ̄\
`ニニニつ . イ | 丁度いいわ |
140: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 17:13:51.95 ID:jwrdfRxGo
雪歩「つまり……」
伊織「ま、端的に言いましょ。春香は売れて、千早はダメだった」
141: ◆0zt0k9Yrs1Pt[saga]
2013/02/19(火) 17:15:55.06 ID:jwrdfRxGo
伊織「……始めは相手の成功を素直に喜んでいたかもしれない」
伊織「でもね」
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