過去ログ - れいか「転校生ですか?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/11/01(木) 19:16:18.24 ID:tXZDbIga0
 それは新学期を迎え、新しいクラスメイトの顔と名前をを覚え始めた頃……担任の佐々木なみえ先生から唐突に告げられました。

佐々木「ええ。妙な時期だと思うかもしれないけれど、とにかく転校生が来ます」

 たしかにとても奇妙なタイミングで転校生がやってきたと思いました。が、私はそれよりも新しいクラスメイトが増える喜びを感じていました。

佐々木「それで青木さんには転校生のことをお願いしたいのだけど……いいかしら?」

れいか「はい。お任せください」

佐々木「そうそう、その転校生の名前と顔なんだけど……はい、これ」

 一枚の用紙を受け取るとそこには特徴的な髪色と髪形の女の子の写真がありました。名前は……星空みゆきさん。写真からはとても明るくて元気そうなイメージを受けました。
 そして以前在籍していた学校は……私立アリア学園中学校、その前に私立明堂学園、さらにその前に公立四つ葉中学校、サンクルミエール学園等々……まだあります。
 驚くくらい転校を繰り返してきたみたいですね。これだけ転校を繰り返してきたとなるとあまり心配することはなさそうですね。私はこの学校の紹介をすることが役目になりそうですね。そうと決まればさっそくどういう経路をたどって説明をしていくか考えましょう。


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/11/01(木) 19:22:11.39 ID:tXZDbIga0
 そうして、月曜日を迎えました。日課となっている水やりを忘れずに行い、段取りを確認して不備がないか入念に確認します。準備万端です。さて、それではクラスに行きましょう。
 
クラスメイト「青木さん、おはよう」

れいか「おはようございます」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/11/01(木) 19:41:07.00 ID:tXZDbIga0
佐々木「……今日は皆さんにうれしいお話があります。2年2組に新しい仲間がきます」

 先生の言葉にクラスのみんながざわつきます。みんな口々にどんな人なのか、男の人なのか、女の人なのかしゃべります。転校生、という単語に弱いものですね。かくいう私も何も知らなければみんなと同じようにしていたでしょう。
 
佐々木「皆さん静かに……それでは、転校生をお呼びしましょう。星空さん、入って」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/01(木) 19:42:47.48 ID:tXZDbIga0
 


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/01(木) 19:44:11.20 ID:tXZDbIga0
ミスなんも書き込んでないのに…ついでに勝手にみゆきがめっちゃ転校してた設定にしてごめん。





6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/01(木) 20:05:55.09 ID:tXZDbIga0
れいか「星空さん、少しよろしいでしょうか?」

 放課後、緊張の朝を終え、日野さんと打ち解けた星空さんに声をかけます。

みゆき「え、え〜と、青木さんだったよね? 何かご用事?」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/01(木) 20:32:57.42 ID:tXZDbIga0
みゆき「うん! とっても素敵なことに出会ったらこう言うようにしているの。今のは、屋上から見えるこーんなにきれいな景色にウルトラハッピーって」

れいか「なるほど」

 ウルトラハッピーですか。いい言葉ですね。彼女の明るい表情にはきっとこういう素敵なことに対する喜びや感謝があるのでしょうね。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/01(木) 20:53:32.67 ID:tXZDbIga0
 星空さんが転校して1週間。彼女は持ち前の明るさですでにクラスのみんなと打ち解け、もうすっかり人気者となりました。
 日野さんともいつの間にか名前で呼び合う関係になり、うれしく思う反面、なぜかさみしさを覚えます。

 しかし、そんなことを気にしている余裕は私には与えられませんでした。今、私たち生徒会は毎年恒例の読み聞かせ会の話を何にするのか、その他必要な材料、経費、準備期間など様々な問題を抱えながら日夜話し合いを繰り返しています。
 そして今日もまた、話し合いに向かいますが、その前にクラスの委員としての仕事もこなさないといけません。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/01(木) 21:12:59.82 ID:tXZDbIga0
 予想よりもはるかに早く終わったクラスの話し合いのおかげで私は生徒会の話し合いに早いうちから参加することができました。
 クラスの話し合いのようにゆけばよいのですが、現実はなかなかそうはなってくれません。議論が白熱し今日も何も決まりませんでした。
 
 話し合いはまた後日ということでお開きになりました。
 私は部活に出ることにしました。その途中、星空さんたちが屋上に向かう姿を見つけました。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/01(木) 21:13:42.47 ID:tXZDbIga0
今回はここまで


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2012/11/01(木) 21:42:08.86 ID:NawB3GUAO
天才vs秀才


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/11/01(木) 22:40:18.10 ID:DePOfuW80
期待乙



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 18:07:05.72 ID:HM3CIy+h0
みゆき「あかねちゃーん、聞いてよー昨日キャンディがね……」

あかね「なんや、またやらかしたんかみゆき」

みゆき「はっぷっぷー。さすがに毎日何かあるわけじゃないもん」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 18:07:48.73 ID:HM3CIy+h0
れいか「あら、会長……会長はコーヒーなのですか?」

 てっきり私と同じものを飲んでいると思ったのですが彼の手を見ると違いました。それによく見るとあれはパックのコーヒーで私の缶のココアに比べるといささか値段の低いもののはずです……。
 私がそのことを指摘すると会長はあわてた様子でそれを隠すように手を後ろに回しました。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 18:31:05.02 ID:HM3CIy+h0
 ある晴れた休日のことです。朝に学校へ寄り水やりを終え、部活動に参加します。
 弓道はいいものですね。精神が研ぎ澄まされていく感覚が何とも言えない安らぎを与えてくれます。この道着もいいですね。体をきゅっと引き締めるので背筋もぴんと伸び、すべてがまっすぐに正され私もまっすぐな人間になれたように感じます。
 的の中心を射ると周りの部員の皆さんが私を褒め称えます。みんな口々にすごいすごいと囃し、先輩たちからも同じように褒められます。
 私はいつも通り礼をし、また練習に戻ります。
 
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 18:41:30.67 ID:HM3CIy+h0
 母の許可も無事に得て、緑川家のお夕飯に参加します。
 それにしても……どうしてお母様も一報入れることはよしとしても、あまり礼儀正しくあり過ぎてもいけないと言うのでしょう? なおも同じように言っていましたが、大切なことなのではないのですか?

なお「れいかー。ちょっと手伝ってくれない?」

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 19:02:35.99 ID:HM3CIy+h0
なお「あー……ごめん、それはちょっと言えないかな」

 なおが隠し事をするなんて……今までどんなことだって私に秘密にしたことはなかったのに。何か、星空さんとなおの間には言えないつながりが生まれているのですね。
 ? なぜでしょう……胸が苦しいです。体の調子が良くない……というわけではないのですが、これはいったい?

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 19:03:10.44 ID:HM3CIy+h0
 一旦離れます。


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 21:44:46.40 ID:HM3CIy+h0
 星空さん……どうしてかしら? 最近は彼女のことばかり考えてしまいます。授業中も、思わず彼女の事を考えていたり、外を歩く姿を無意識に追っていたり。自分がこんなに情けない性格をしているとは思いませんでした。学級委員として、生徒会副会長としてしっかりして、生徒を導かないといけないのにこんなことでは……。
 こんな時は、水やりをしましょう。お花を見ていればきっと気持ちも晴れるに違いありません。
 綺麗ですね……花は。毎日のお手入れは手間ですが、こんなにも綺麗なのですからそれくらいの苦労は厭いません。

みゆき「あ、青木さんだー! おはよー」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 23:17:45.89 ID:HM3CIy+h0
みゆき「なにしてるの?」

れいか「お花に水をあげているんです」

みゆき「あ、そっかー。花壇だもんね。きれいなお花さんだねー」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/02(金) 23:18:17.57 ID:HM3CIy+h0
よーし、今日はここまで


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