過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/08(木) 21:05:28.11 ID:5Z7LdFTAo
村を抜けて日が真上にくるくらいずっと歩いて歩き続けて。
道の向こうに町の影が見えた。
隣でずっとしゃべくっていたルークがだはぁとだらしない声を上げる。
「やっとかあ……疲れた」
「嫌なら最初からついてこなければよかったじゃない」
「疲れるのは承知の上だよバカ」
こきこきと首を鳴らしてから少年は背伸びする。
「魔法使いなんだからもっとこう、ぴゅーと来れないのかよ。空とか飛んで」
「今日は風さんたちがすっごく高い所にいるから空を飛ぶ魔法は使えないの」
「ふうん」
師匠なら風たちが高いところにいても呼び寄せて飛べるだろうけれど。
でもそれを教えると、半人前と馬鹿にされそうなので黙っておいた。
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