過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/09(金) 15:49:23.34 ID:iX4/EhmQo
ぎりぎりまでリリーたちを追いつめて、おじさんの足が止まった。
「覚悟はいいか小僧ども」
「あんまりできてないかも……」
「ならあの世で後悔するんだな!」
ぐわっと迫ってくるおじさんの手をかわして、リリーはルークの手を引っ張った。
「こっち!」
「逃がさん!」
さらにリリーたちを追って伸びてくる手から遠ざかり、リリーは展望台の縁を蹴って飛び出した。
「なにぃ!?」
「うおおおおお!?」
ルークの悲鳴が聞こえる。
リリーも正直怖いなんてものじゃなかった。でも、これだけ高いとこならば――
「助けて風さん!」
目をきつく閉じて叫ぶ。
ふわり。身体が急に優しい何かに包まれた。そう感じた。
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