25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/11(日) 01:11:19.03 ID:6/MOeH3h0
「大変なのですね。……あら? そういえば貴方様のお名前をお聞きしておりませんでした」
私はしばらく沈黙し、それから通称を静かに名乗った。
紅鬼、と。
「あらあら、不思議なお名前ですね」
冗談を口にしたのかと思ったが、口振りや態度は茶化している様子ではなかった。
少女が部屋に戻って来た。湯が沸いたそうだ。
厚意を無碍にするわけにも行かず、私は寝台から身体を起こし、どこに向かえば良いのかをフィリアに聞いた。
丁寧に教えられた後、慄いている少女を片目に部屋を後にした。
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