341: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/23(月) 04:47:48.06 ID:jeUdwwuO0
「ンだここ……」「東京、か?」
「携帯使えるか?」「ううん、私のはダメ」
「俺もだ」「どうなってんだよ……」
女性と男性二人の三人組に、黒服を着た柄の悪い男二人は、部屋を見回し、携帯電話を出すなどして不安げに話している。
342: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/23(月) 04:48:44.21 ID:jeUdwwuO0
じじじじじじじっ
丁度その時、ガンツから新たに二本のレーザーが照射された。
レーザーの切っ先に自然と注意が集まる。
343: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/23(月) 04:49:21.60 ID:jeUdwwuO0
しかし、すぐに思い直す。
これから始まることに比べてしまえば、そんなものに対する恐怖なんて些細なものでしかない。
公的機関の警察だろうが、社会の裏で何かしている者が来ようが、皆等しく理不尽な戦いに放り込まれていく。
やはり自分の力で、なんとかするしかない。
344: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/23(月) 04:49:49.81 ID:jeUdwwuO0
「な、なんだ君は?」
「ワタシ、あの二人に誘拐されテ!それからココにいたんデス!」
すっかり黙っていた黒服の二人組を指差しながら、少女はやや文脈がおかしい日本語でそう返した。
345: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/23(月) 04:50:36.65 ID:jeUdwwuO0
顔を見合わせる5人。
戸惑う中、恐る恐ると答えたのは男女三人組の一人、顔の整った茶髪の男だった。
「いやあの、俺達三人は、ある劇団の劇団員なんですけど、団員が泊まる寮が火事になって……火に囲まれて『もう駄目だ』ってなったんです。
でもそれで気付いたら、いつの間にかここにいて」
346: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/23(月) 04:51:51.52 ID:jeUdwwuO0
少女は黒服の男二人を怯えた目で睨んでから、視線を警官と剣持に戻す。
黙ってはいるが、どうしたらいいか分からない、というような表情をしていた。
「大丈夫、お巡りさんと刑事さんがいるから」
347: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/23(月) 04:52:58.52 ID:jeUdwwuO0
「いや、それは違います、はい」
随分と歯切れ悪く、祐喜が否定する。
「違う?じゃあ仲間が他にいるのか?」
348: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/23(月) 04:53:28.56 ID:jeUdwwuO0
中途半端ではありますが、今回はここで切ります
ではまた
349:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 20:04:47.86 ID:+myafrlco
いぬ美(´;ω;`)
350: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/24(火) 05:07:22.89 ID:B9b7bwOt0
短いですが投下します
351: ◆guueZER6fU[saga]
2013/09/24(火) 05:08:14.24 ID:B9b7bwOt0
多くの人々は不意を突かれ、久しぶりに聞いた真もやよいに、剣持や警官を含めた新参者達も肩を跳ね上げさせて驚く。
「っ!」
「ぉわっ」
「な、なに?」
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