過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」冷やし透華「その９」透華「…連荘？」 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」冷やし透華「その９」透華「…連荘？」

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626: ◆wd7fjK8vaE[saga]
2012/12/20(木) 07:50:23.99 ID:/g9SaS5P0

久「あ、待ってちょっと待って、須賀君ってば私を残してどこに行くの？」

京太郎「止めないでください……牌が、麻雀牌が俺を呼んでるんですっ……！」

久「なにそれ怖い……」

京太郎「いや、さすがにそれは冗談ですけど……。面白い対局を見たら、自分も打ちたくなるのは当然の流れじゃないですか？」

久「そこはまあ、概ね同意するけど。須賀君……本当に麻雀部員っぽくなったわねー」

ソワソワしながら訴える京太郎に、久は感慨深く呟いた。

最初はただの気紛れか、あるいは和目当てで入ってきた、大麻雀時代には珍しい競技ルールすら知らないまったくのド素人。

それが、咲を部に連れてきたのを切っ掛けに、様々と一括りに表すには濃すぎる経験と人脈を作り、今では全国個人戦に出場予定の学生雀士ときた。

部長として、これほど嬉しい成長……否、進化はない。

京太郎「もう麻雀なしの生活なんて考えられませんね！」

久「ある意味、よくそんなこと言えるわよねー。普通なら二度と麻雀なんてやりたくない、って思うような目にあってるのに……」

トラウマになっても不思議ではない負けを繰り返している少年の言葉だからこそ、麻雀に向けた情熱の迸りが伝わってくる。

踏まれても踏まれても、なお真っ直ぐに天を目指す雑草魂という奴か。

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