過去ログ - 杏子「せっかくだからごまどかでも虐めるか」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/11/24(土) 01:15:30.51 ID:K9zJNTEso
「さ、暫く寝ていなさい」

「マミ〜、こいつってどうやって捌いたらいいんだ?」

「ウェビャァァァーーーッ!!!」ジタバタ

「うぅ……」

耳には不快な叫び声がこびり付く。
必死で意識を保とうとするも叶わず、ほむらの意識はそこで途絶えた。







「うぅ……」

暗闇の底からほむらの意識は浮上した。
飛び込んできた光が覚醒したばかりの目には眩しく、思わず目を細める。

「…………う」

「あら、お目覚め? 気分はどう?」

横たわるほむらの顔をマミが覗き込んできた。

「最悪よ……」

「酷い汗ね。後で拭いてあげるわ」

「おっ、目ぇ覚めたのか。料理も丁度出来たところだ。食うかい?」

マミに抱き起こされたところに杏子が姿を現した。
丁寧に装着したエプロンには、所々赤黒い染みが出来ていた。

「少しだけなら……」

十分に寝たお陰か、少し体調が戻ってきている。
軽いものなら少しは食べられそうだった。

「よっしゃ、ちょっと待ってな」

杏子は奥に一旦引っ込み、お盆に一人用の土鍋を乗せて戻ってきた。

「初めて作ったけど、結構旨くできたと思うぜ」

「私も少しは手伝ったのよ。さあ食べて」

「ええ……」

土鍋の蓋を開けると、中に閉じ込められていた濃厚な香りが溢れ出た。
煮込まれた肉と白濁したスープ。散らされた葱が彩を与えている。

「にんにく臭っ! お、お粥じゃないの?!」

てっきりお粥だと思い込んでいたほむらには不意打ちだった。

「ああ、風邪の時はサムゲタンがいいって聞いて作ってみたんだ」

「私もテレビで見たわ」

「頭おかしいんじゃないの?」

熱で鈍った鼻にまでガツンと来る濃厚な香り。
それだけで食欲が消し飛んでしまう。



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