3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 16:47:28.09 ID:/twlZ/wDO
〜 地上・人間界・某村 〜
村人1「領主が逃げたぞー!」
村人2「追えー! 追えー!」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 18:07:31.05 ID:/twlZ/wDO
執事「かつて、魔族と人間は戦争をしていました。
しかし現在の魔王様が権勢を奮うように変わってから、人間との戦争は利あらずという現魔王様の考えにより魔族は人間と休戦。
それは今も続いています」
幌つき馬車の御者台から、年老いた白髪の執事が二頭の馬を軽く操りながら声を送って来る。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/27(火) 18:29:47.96 ID:aSbiHK8IO
スレタイどうにかならないのかよwwwwwwww
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]
2012/11/27(火) 18:33:24.91 ID:XWVTtqo2o
前もスレタイ適当で中身しっかりしたやつあったな
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 18:48:50.38 ID:/twlZ/wDO
〜 再び、村 〜
村長「もう、この村はダメかもしれん……。
これといった産業も無く、場所は山と森に囲まれた僻地。
しかも戦争中の国と国の間にあるからすぐに領地を占領されたりされ返したりで、地図では毎年二つの国の間を行ったり来たり……」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 19:06:20.82 ID:/twlZ/wDO
野盗1「ヒャッハー! 水だー!」
野盗2「汚物は消毒だー!」
村人1「モヒカンで肩パッドをつけた男たちが暴れている!」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 19:16:01.45 ID:/twlZ/wDO
村人1「くっ……誰か……誰か奴らの横暴を止められる者はいないのか!」
村人2「無理だ……ロクに飯も食ってないオレたちじゃ力が出せない……」
村娘「誰か……誰か……」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 19:34:19.06 ID:/twlZ/wDO
…………………………
執事「……おや?」
手繰る綱を緩めて、執事が眼下に視線を走らせる。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 19:56:07.21 ID:/twlZ/wDO
村人1「あ、あんた! ここは危険だ!」
村娘「そうよ! 早く逃げて!」
開口一番に警告を飛ばしてくる男女。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 20:23:52.52 ID:/twlZ/wDO
野盗1「ヒャッハー! 逃がさねえぜ!」
野盗2「馬車だ! 金持ってそうだ!」
野盗3「ジジイ! 金置いてけ!」
野盗4「わりいなぁ……ケッケッケッ!」
野盗5「中に何があるんだぁ? ええ?」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/27(火) 20:43:06.72 ID:/twlZ/wDO
執事「……おや?」
急に、馬車の幌がもぞもぞと動き始めたのを見て執事は眉をひそめた。
それは、不自然に盛り出た幌の一部分。
そこを少女が背中を預けていたはずの場所だと執事が思い出すと同時、幌の膨らみが収まり、代わりにヒタヒタと馬車の中を素足で歩くような音が聞こえ始めた。
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