過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/05(水) 01:07:22.12 ID:RLjbm7yt0
――翌朝――
エルフ「う、うぅ〜ん。今日もいい天気です。昨日は帰ってすぐに眠ってしまったので何も食べていません」グゥ〜
エルフ「森の奥に行って果実を取りに行ってきましょう。あ、できればお魚も欲しいですね。帰りに川に寄って魚を採りましょう」
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2012/12/05(水) 01:08:21.01 ID:RLjbm7yt0
――森の奥――
エルフ「えっと、これは食べれるキノコで、これはダメ。あ、この果物虫食いがひどいですね……」
エルフ「よいしょ、よいしょ。籠をあらかじめ持ってきておいて正解でした。これだけ多いと手で運ぶには限界があります。あとはお魚を採れば……」テクテク
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2012/12/05(水) 01:08:47.82 ID:RLjbm7yt0
……
…
?「うっ……ここ、は?」
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2012/12/05(水) 01:09:46.26 ID:RLjbm7yt0
族長「そこからは私に話をさせてもらおうかねぇ」
エルフ「おばあさん!」
族長「よく様子を見ていてくれたね。ありがとう、お前さんはひとまず別室でゆっくりと休んでいなさい」
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2012/12/05(水) 01:10:49.00 ID:RLjbm7yt0
族長「……ふむ、行ったようだね」
?「あなたは……?」
族長「私かい? 私はこのエルフの里の族長さね。そういうあんたはどうなんだい?」
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2012/12/05(水) 01:11:51.58 ID:RLjbm7yt0
学者「……わかりました。では、お話させていただきます」
そう言って学者はポツリ、ポツリと森で倒れるまでの経緯を話し始めた。
彼は元々魔術関連の研究を行なっている一学者だった。しかし、敵対しているエルフが人よりも優れた魔術を身につけていることに関心を持ち、そこからエルフについての研究にも手を伸ばすようになっていったという。
最初は興味本位で調べ始めた事だったが、時が経つにつれて段々と本来の研究よりもエルフについての研究に没頭していくようになっていった。
以下略
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2012/12/05(水) 01:13:02.52 ID:RLjbm7yt0
族長「なるほどねえ。それは災難だったね」
学者「いえ、自分もこの事実を知るまではエルフのことを毛嫌いしていましたから。ある意味では自業自得です。正直に話させてもらえば、今もあなたがたが得体の知れない存在として恐ろしいと思っている自分もいます」
族長「そりゃ、そうさね。今までろくに対話せず命を奪い合ってきた存在のいる場所に身一つで放り込まれているんだ。怖がっても仕方がないね」
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2012/12/05(水) 01:13:29.84 ID:RLjbm7yt0
族長「そうかい。でも厄介なことになったね。あたしはあんたがここにいようと別に構いやしないんだが。なにせ時期が時期だ。人とエルフとの戦いは激しくなる一方。特に若いエルフは今のあんたが話してくれた若い人間と同じように人を倒そうと躍起になってる。
この里のエルフはまだ私が抑えているけれどそれもいつまで持つかわからないのが正直なところだねぇ。
だからあんた。その傷が治ったらすぐにこの森を出たほうがいいよ。私も立場が立場なものだから見てみぬふりをするくらいしかできないけどねえ」
学者「いえ、今の人とエルフの状況を考えればそう考えて当然です。むしろ人とわかっていて殺さないでいただけるだけマシでしょう。その上手当までしていただいて。感謝しております」
以下略
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2012/12/05(水) 01:15:04.17 ID:RLjbm7yt0
族長「なに、これ以上厄介事が増えるのを防いでるだけだよ。私は争いが嫌いだからね」
学者「そうですね。戦争なんてものは互いに傷つくばかりです。生み出すのは相手に対する憎悪ばかり……。本当に早く戦いが終わって欲しいと願うばかりです」
族長「そうだね。でも、さすがに今回ばかりはどちらかが滅ぶか、それとも服従することになるか。行き着くところまで行かないと終わりそうになさそうだけどね」
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2012/12/05(水) 01:15:37.60 ID:RLjbm7yt0
シーン
族長「さて、話はこの辺にしておこうかね。あんたもその状態でずっと起き続けているのは辛いだろうし。もう一眠りしておきな」
学者「確かに。実は先ほどから眠気がひどくて……」
以下略
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