過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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[sage]
2012/12/11(火) 18:14:01.02 ID:OvkEJdci0
>>812
了解っす。気に入った作家さんの作品は色々読んでみたいと言う事で。
どこかで宣伝よろ
814
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[saga]
2012/12/12(水) 00:32:50.69 ID:czMDyijN0
>>813
そうですね。では、男の過去〜戦争編〜を書き終わったら少しですが宣伝させていただきます。
さて今から少しの間ですが続きを書いていこうと思います。先に少しだけ書いていたのでそれを載せて続きを書いていて眠気が限界に達したら終わります。
815
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[saga]
2012/12/12(水) 00:39:53.08 ID:czMDyijN0
それからさらに数日の行進の末、男たち一同はようやく前線へと辿りついた。途中、魔物とも遭遇し、負傷者を出しもしたが男騎士と女騎士の鼓舞が聞いたのか、脱落者は一人も出なかった。だが、負傷者の中には深手を負った者もおり、彼らはしばらくの間は前線の医療場にて傷を癒すことになった。
そして、前線基地となっているのは交戦地帯となっている場所から数キロ離れた小さな村。既に住む人のいなくなった家屋を寝床として使い、現場の司令官はその村の村長宅であった建物を使い、彼らを待っていた。新兵を代表する二名、男騎士と女騎士が司令官の元へと現地到着の報告のため向かい、他の人々は建物の外で待機となった。
ここまでほとんど気力だけで持たせてきた彼らの体力もとうとう限界が来たようで、皆その場に座り込み、今にも倒れそうなほどであった。
男もまた同じように地面に座っていた。だが、そうしながらも彼はこの前線の様子を観察していた。
見れば、兵士たちはまるでここが戦場であるということを忘れているかのように普通に生活を送っていた。想像していた重い空気や鬱々とした雰囲気はどこにも漂っていない。
以下略
816
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2012/12/12(水) 00:41:09.28 ID:uFshZfBQ0
乙
817
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2012/12/12(水) 00:41:13.71 ID:czMDyijN0
男(……交戦地帯から戦闘の音が聞こえないから、一時的な休戦状況だっていうのはわかる。でも、それにしたって何かこの場所は異常だ……)
本能的にこの基地に漂う不気味な何かを感じ取る男。だが、その正体が一体なんなのかが彼にもわからない。
口元に手を当て、そのことについて男が考えていると報告のため建物へと入っていった男騎士と女騎士が帰ってきた。
だが、帰ってきた二人の表情は浮かないものだった。男は、疲れきった身体に喝を入れて起き上がると、二人のもとへと駆け寄った。
以下略
818
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[saga]
2012/12/12(水) 00:42:14.73 ID:czMDyijN0
男騎士「男、マズイぞ。ここは俺たちの想像以上に異常だ……」
男「どういうこと?」
女騎士「私たちは今司令官に会ってきたんだが、建物を入った時に司令室までは真っ直ぐに長廊下を歩いていくだけで着いた。だが、重要なのはそこじゃない。その廊下に飾られていた異様な光景だ」
以下略
819
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[saga]
2012/12/12(水) 00:45:06.16 ID:czMDyijN0
男騎士から語られた話を聞いて男は言葉を失った。そして、先ほど抱いた不気味な何かの正体を掴みかけた。そして男は先ほどと同じようにもう一度、周囲へと意識を向けた。耳を澄まし、兵たちの会話を盗み聞く。
男兵士A「おう、何してるんだよ。こんなところで一人酒か? 男兵士Cはどうしたよ」
男兵士B「それなんだけどさ、聞いてくれよ。あいつこの間の戦闘の時に俺の目の前でエルフの土魔法を受けちまってよ。地面から生えてきた土の柱に腹部を思いっきり貫かれちまったんだよ。
以下略
820
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[saga]
2012/12/12(水) 00:45:42.65 ID:czMDyijN0
男兵士A「全くだ! あ、そうだところでその肉いらねえなら俺がもらうぞ」
男兵士B「おお! 食え食え。この肉意外とうまいんだよな〜。近場で殺した魔物だけど、案外いけるもんだな」
その会話を聞いて男は思わず絶句した。そして、先程から感じていた不快な感じ、その正体がなんなのかを理解する。
以下略
821
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[saga]
2012/12/12(水) 01:12:22.35 ID:czMDyijN0
そして、そのことに対する危惧を男が抱く中、男騎士と女棋士による指示でそれぞれに割り当てられた家屋へと一同は向かった。久方ぶりの温かなベッドでの睡眠に誰もが喜びを顕にする。
そんな中、ほかの兵士たちとは違い、同じ家屋へと割り振られた男と男騎士の二人だけは暗い面持ちでいた。
男「ねえ、男騎士」
以下略
822
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2012/12/12(水) 01:26:51.81 ID:czMDyijN0
……
…
ドンッ! と鼓膜を破るほどの大きな音が聞こえ、男と男騎士はベッドから飛び起きた。
以下略
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