129: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 20:15:14.74 ID:eHuxKcdy0
――――と、
「これって……」
130: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 20:20:33.86 ID:eHuxKcdy0
ほろ苦いチョコを齧りながら俺は泣いた。
131: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 20:26:17.82 ID:eHuxKcdy0
そうだよな。
俺は自分のことばっかりだ。
自分のことしか考えてない。
132: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 20:31:42.58 ID:eHuxKcdy0
……俺は、馬鹿だ。
親友がいなくなったからと言って、何で親友が殺されたと
133: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 20:37:04.71 ID:eHuxKcdy0
彼女の家に着くころには、空もだいぶ白けて来ていた。
夜が終わり、朝が来る。
134: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 20:44:14.36 ID:eHuxKcdy0
カーテンとカーテンの隙間から覗きこむ。
「……親友」
135: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 20:51:53.07 ID:eHuxKcdy0
いや、そもそも。
「人の気配がない?」
136: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 20:56:14.06 ID:eHuxKcdy0
彼女の家族は?
何処に行った?
死んでるにしても、死体は普通あるだろう?
137: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 21:03:52.91 ID:eHuxKcdy0
つまり、それは――――俺が見たもの、見てきたものが全て
嘘だらけという可能性。
あの日俺が見た生首も。
138: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 21:08:41.94 ID:eHuxKcdy0
俺は意を決して玄関のドアを開ける。
「…………」
139: ◆Hh5XlZF2el.N[saga]
2012/12/08(土) 21:13:26.94 ID:eHuxKcdy0
一部屋一部屋順番に、丁寧に見て回る。
見て回るが、やっぱり
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