933:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/17(日) 14:28:24.53 ID:RM9HTYuF0
まどか「だ、だめだよ……」
まどか「だめだよほむらちゃん、しっかりして……!」
まどか「魔獣の言うことなんか聞いちゃいけないよ……」
ほむら「……」
使い魔たちの踊りがピタリと止み、砂のように崩れて地面へと消えた。
突き刺さる魔獣の視線を、まどかは負けじと精一杯にらみ返す。
魔獣「……まだ、わからない?」
その声には若干のけだるさと呆れの色。
まどか「……?」
魔獣「私はただ彼女の願いを叶えるだけ。暁美ほむらの願いを、ね」
魔獣「そして鹿目まどか、あなたは彼女の心の奥底にあった欲望そのものなの」
ほむら「……」
魔獣「ねぇ、まどか、あなたが魔獣になったら―――」
意味ありげな横目でほむらを一べつする
ほむら「……!」
魔獣「……どうなると思う?」
ほむら「止めっ―――!」
魔獣の意図を察し、続く言葉を静止しようとするほむらの背後から影が素早くその口を塞いだ。
ほむら「……! ……っ!!」
もがくほむらに絡みついた使い魔が、口元に指を一本あてている。
まどか「え……? どうなる……って……」
まどか(さっきほむらちゃんが言ってたのは……)
魔女に―――。
まどか(……)
まどか「……どう……なるの?」
魔獣「ふふっ、教えてあげる」
魔獣は嬉しそうに口の端を引き上げる。
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