30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/10(月) 21:32:48.91 ID:aFMIQ2dx0
夕方になり黄泉川が帰宅してから かぁたんはお昼寝から目覚めた。
早速おねだりに取りかかる打ち止めがドタドタ走り、騒がしくなったのだ。
我が家のくつろぎ空間で見慣れぬ小動物(緑色)が動いているのを見て黄泉川は、
「打ち止めの新しいオモチャか? 良く出来てるじゃん」
と素通りしようとした。
「違うのー! お願いっていうのはこのカッパ飼いたい飼いたい!ってこと!」
「愛穂、よく見て。オモチャじゃないわ。これが昔話に語られるあの河童と同一なのかは不明だけど、とにかく生きているのよ」
「えー? マジじゃん?」
鞄を食卓の椅子に置き、上着をソファに放り、冷蔵庫から出したペットボトル飲料を飲みつつ、
視線で追ってくる かぁたんを見て家主は言った。
別にいい、と。
「軽っ! ほんと軽いよね黄泉川って。まぁその軽さがあったから、ミサカも今の寝床をゲットできたんだけどさ」
番外個体が生まれてからというもの、落ち着いて居を構えた経験はここでしかない。
他の場所は知らない。でも今の暮らしは嫌いではない彼女なのであった。
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