31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/10(月) 21:38:19.19 ID:aFMIQ2dx0
夕食の仕込みが済んでいる炊飯器達のセットをしながら、黄泉川は一方通行の小言を半分くらい聞いていた。
「見てよおチビ。あの人が黄泉川に説教みたいなことしてる」
「あうぅ、せっかくOK出てるのに、ヨミカワの気が変わるようなこと言わないで欲しい、ってミサカはミサカはあの人に観念してほしかったり」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/10(月) 21:41:43.20 ID:aFMIQ2dx0
「今は小せェが、数年すりゃ俺らと大差ない背丈まで成長するかもしれないンだ。先のこと考えるとだなァ」
「ったくもー。一方通行はさぁ、私に飼っちゃだめと言ってもらいたいの?」
言葉に詰まる少年の背後で、打ち止めが「あなたのバカ余計な事言うから」と焦っている。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/10(月) 21:46:00.92 ID:aFMIQ2dx0
炊飯器は順調に今日の夕食を調理してくれている。黄泉川は食器棚から小皿を数枚取り出すと、
食卓に並べろと一方通行に押し付けた。杖を持たない左手で少年が受け取る。
「一方通行、かぁたんを飼うからといって、あんたのことおざなりにしたりしないからね」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/10(月) 21:46:55.38 ID:aFMIQ2dx0
次回へ続く
ジョボジョボミラジョボビッチ
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/10(月) 22:44:23.43 ID:CcicJIbwo
黄泉川さん、お母さんやなぁ。未婚だけど
乙
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/11(火) 00:18:41.30 ID:9FgMLBkLo
乙でした
じゃぁ、自分がお父さんに
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 18:21:20.89 ID:MA/po/do0
>>36 させるものか
続きいきます
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 18:23:11.87 ID:MA/po/do0
夕食の席、かぁたんはフォークとスプーンを使って人間達をまたも驚かせた。
この家にドッグフードがあるはずもなく、きゅうりも無くなってしまったので困っていたら、
テーブルを見上げて腹を鳴らすので人間用の食べ物を与えてみる。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 18:25:15.39 ID:MA/po/do0
「こちらの言うことも理解している様だし、ずっと人と暮らしていたのは間違いないみたいね」
「普通のごはん、こんなに食べさせてもいいの? どうなの?」
「知らねェよ。元の飼い主に訊け」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 18:27:18.47 ID:MA/po/do0
夕食後は各自の時間を自由に過ごすのがいつもの黄泉川家だが、今日は違う。
「なンで俺が」
「あんたが我が家唯一の男だからじゃん」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 18:28:47.07 ID:MA/po/do0
無情にも扉は閉められた。
「…………」
「クポ?」
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