過去ログ - 京子「いつまでも手をつないでいられるような気がしていた
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[sage]
2012/12/07(金) 00:45:47.96 ID:BWNALDmIo
……。
結衣「へえ、駅前にこんな洒落た喫茶店があったんだな」
私達がやって来たのは、商店街の外れにある喫茶店。
オープンしてからまだ数年だが、どことなくレトロな雰囲気が気に入っている。
京子「今年の夏に出来たんだよ。ネタに困った時とか、気分転換によく来てたんだ」
結衣「そっか、どおりで私が知らないわけだ」
そう言いながら、コーヒーカップに口を近づける結衣。
中学生の頃からブラックコーヒーを飲んだりと、大人びた面を持っていた彼女だったが、今日のそれはまた一段と様になっている。
私なんかはまだ苦くて飲めないブラックを、何の躊躇いもなく口に運んでしまうその姿に、やっぱり結衣は変わってないなと少しだけ安心する。
京子「しばらくこっちには帰ってなかったの?」
結衣「うん、仕事が忙しくてね……。年末は休みが少し長く貰えたから、早目に実家に戻ってきたんだ」
京子「仕事、大変そうだね」
結衣「大変なのはどこも一緒だよ。私だけが特別忙しいって訳じゃない」
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