過去ログ - ニャル子「キュゥべえ、私と契約しなさい」
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◆uLE2ADvlTM
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2012/12/07(金) 01:41:18.68 ID:1xSZhRHOo
「何なのよ……、あんたも、魔法少女なの?」
「はぁ? わけわかんねーこと言っちゃってんじゃねーですよ!」
そう言うと、ニャルラトホテプは少女を床に叩きつけようとした。
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◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:42:10.63 ID:1xSZhRHOo
ちょうどその時、終点を告げる車内アナウンスが流れた。
「降りるぞ、ニャル子」
先ほどぶつけた腰をさすりながら、真尋が言った。
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8
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◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:43:03.55 ID:1xSZhRHOo
「さあ小娘、私の真尋さんに暴行した理由を教えなさい」
人気のないホームで、ニャルラトホテプは少女の胸倉を掴みながらそう言った。
いつの間にか、少女の服装は白い上着とチェックのスカートという無難なものに変わっていた。
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9
:
◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:44:01.48 ID:1xSZhRHOo
「あたし……、あんなひどいことしたのに……」
少女は、うつろな表情のまま、ぽつりと言った。その声に、真尋は何か奇妙なものを感じた。
「あたしなんかに、優しくしてもらう資格なんてないんだ。魔女だけじゃなく、友達まで、
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10
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◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:44:39.88 ID:1xSZhRHOo
「だから、私は魔法少女なんかじゃありませんよ!」
ニャルラトホテプは心底うざそうな口調でそう返した。
「大体、何なんですか魔法少女って。ここはアニメや漫画の世界じゃありませんよ」
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11
:
◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:46:05.39 ID:1xSZhRHOo
「真尋さん、ちょっとこっちに来てください」
ニャルラトホテプは、真尋の手を引くと、ホームの端に移動した。そして、こう耳打ちした。
「私が見滝原に来たもう1つの理由は、とある宇宙人による人類滅亡を防ぐことなんです」
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12
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◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:46:52.03 ID:1xSZhRHOo
「ちなみに、あの宝石、ずいぶん濁ってましたでしょ?」
ニャルラトホテプは、ベンチに座りこんだ少女を指差して言った。
「うん」
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13
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◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:47:58.32 ID:1xSZhRHOo
「狂おしく冒涜的な謎の白い液体〜!!」
ニャルラトホテプがスカートの中から取り出したのは、謎の白い液体が入ったペットボトルであった。
「何だよそれ!」
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14
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◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:48:29.80 ID:1xSZhRHOo
「どうです? 正気に戻りましたか?」
ニャルラトホテプの問いかけに、少女は無言のまま頷いた。唇からは白いものがこぼれている。
「それじゃあ、もう1度訊きます。魔法少女とは何か、そして、あんたの乱暴狼藉の理由を答えなさい!」
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15
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◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:49:25.53 ID:1xSZhRHOo
さやかは、真尋とニャルラトホテプにこれまでの事情を話した。
契約の経緯、思い人を友人に奪われたショック、親友を傷つけてしまったことに対する自己嫌悪……。
真尋とニャルラトホテプは、何も言い返すことなどできずに、さやかの言葉を聞いていた。
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16
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◆uLE2ADvlTM
[saga]
2012/12/07(金) 01:50:14.57 ID:1xSZhRHOo
「はい。さやかさんの言う魔法少女こそ、件のインキュベーターの被害者です。
やっこさん、メルヘンな用語を使って何も知らない子供を騙してるんですね。
汚いですねさすがインキュベーターきたない。
あ、あと、魔女というのは濁り切った石が生み出すエネルギーの副産物みたいな
もののことのようですね。魔法少女の魂から生まれるんですから、魔法少女の
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