2:病室[saga]
2012/12/08(土) 01:22:26.01 ID:6ajO425K0
暁美ほむらは、病院のベッドの中で目を覚ました。
病室の壁に貼られたカレンダーには、退院日に花丸の、学校の編入予定日に星型の印が、それぞれ付けられていた。
サイドテーブルに載っている学校編転入用の書類を見つめると、ため息をつくほむら。
3:病室【続き】[saga sage]
2012/12/08(土) 01:27:26.69 ID:6ajO425K0
ほむらは、自らの指に嵌められていた不思議な指輪を見つめていた。
ほむら「こんな指輪、付けた覚えは無いんだけどな……」
しばらくその指輪を眺めていたほむらだったが、やがて反対側の手にも何かが握られているような感覚があることに気付き、布団から右手を出した。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/08(土) 01:34:32.91 ID:y50PtEo6o
ほう
5:学校(HR中の教室)[saga sage]
2012/12/08(土) 01:35:46.71 ID:6ajO425K0
和子「はーい、それじゃあ自己紹介いってみよー」
ほむら「あ、あの…、あ、暁美…、ほ、ほむらです。その、ええと…、どうか、よろしく、お願いします……」
眼鏡を掛け、三つ編み姿のほむらが緊張した様子で自己紹介の挨拶をしていた。
6:学校(休み時間の教室)[saga sage]
2012/12/08(土) 01:42:07.04 ID:6ajO425K0
休み時間には、ほむらが周りのクラスメイトから質問攻めにあっていた。
女子A「暁美さんって、前はどこの学校だったの?」
女子B「部活とかやってた? 運動系? 文化系?」
7:学校(休み時間の廊下)[saga sage]
2012/12/08(土) 01:55:41.84 ID:6ajO425K0
さやか「あたしは…、美樹さやか。さやかちゃんって呼んでね!」
ほむら「え? そんな……」
さやか「そんなに気にしなくていいってば。そうだ、あたしは何て呼ぼうかな…? 転校生、ってのはあれだし…。
8:学校(数学の授業中)[saga sage]
2012/12/08(土) 02:02:03.83 ID:6ajO425K0
教師「それじゃあこの問題をやってもらえるかな」
ほむら「は、はい……」
黒板の前に立ち、何とか問題を解こうとしていたほむらだったが、計算のやり方が分からず、しまいには泣き出してしまっていた。
9:学校(体育の授業中)[saga sage]
2012/12/08(土) 02:07:08.68 ID:6ajO425K0
疲れた様子で、グラウンドの隅の柱の前に座っているほむら。
女子A「測定を始める前に貧血って、ヤバイよねー」
女子B「半年もずっと寝てた人にしては、まだマシな方なんじゃない?」
10:学校(放課後)[saga sage]
2012/12/08(土) 02:14:01.85 ID:6ajO425K0
ほむらは、教室で帰宅の準備をしていた。
ほむら「(ハァ…、やっと授業が全部終わったよ。早く帰ろう……)」
さやか「ほーむら!」
11:通学路(放課後)[saga sage]
2012/12/08(土) 02:19:02.82 ID:6ajO425K0
ほむらはうつむいた状態で足元を見つめながら帰宅していた。
ほむら「(私なんかと一緒にいたら、美樹さん達にも迷惑がかかっちゃうよね。だから、あれで良かったんだよ……。
だって私、何にも出来ないし、人に迷惑ばっかりかけて、恥かいてばっかりだし……。
だけど、どうすればいいんだろう…? 私、これからも、ずっとこのままなのかな…?)」
12:最初からミスってしまったのは残念です……[saga sage]
2012/12/08(土) 02:22:36.12 ID:6ajO425K0
とりあえず、これで一旦終了します。
この続きは本日中か、遅くても明日の深夜には投下します。
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