過去ログ - 雪歩「Next my second stage」
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/11(火) 18:02:39.16 ID:1Y2HZaSP0

P「ははっ、まだ泣き虫はなおっていないようだな」

雪歩「ぐすっ、ひっく……、うわーーんっ!!」

以下略



48:投下終了[saga]
2012/12/11(火) 18:04:22.66 ID:1Y2HZaSP0
 その後、私は時間の合間を見つけては病院に見舞いに行きました。
 そのさいに私がプロデューサーの状態について知っていたこと、逃げるためにセルフプロデュースを始めたことを告白しましたが、
プロデューサーはそうかとだけ言っていたから、プロデューサーも薄々気づいていたかもしれません。

 見舞いの回数を重ねるうちに私とプロデューサーの仲を疑うような記事も出回りそうになりましたけれど、
以下略



49:訂正 >>48[saga]
2012/12/12(水) 09:30:19.74 ID:PGdRbKJd0
P「ごめんな、雪歩……」

 やがて寝たきりで、目覚めなくなる状態になる前に聞いたプロデューサーの最後の肉声はこれだったと思います。

 ……そして、とうとうその日はやってきました。


50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:30:57.26 ID:PGdRbKJd0

第三章、溶けたゆきだるまの物語


51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:32:50.46 ID:PGdRbKJd0

 夢を見ました。

「プロデューサー? 何をしているんですか?」

以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:34:59.34 ID:PGdRbKJd0
 でもどうして今この夢を……?

「俺の住んでいたところでは、願い事をこめて作ったゆきだるまが壊れることなく溶けきったら願いがかなうっていう話があってな」

 ああ。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:35:54.70 ID:PGdRbKJd0
 12月24日のクリスマスイヴの日。

「「「かんぱーい!」」」

 珍しく事務所のアイドル全員がそろった765プロでは、その日にクリスマスパーティーが行われました。
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:37:31.32 ID:PGdRbKJd0

 パーティーが始まってしばらくたって、私は時計を確認すると、時間がせまっていることに気が付きました。

雪歩「もうこんな時間なんだ……
   ごめん、皆、私行かなくちゃ。それと、今日は本当にありがとう」
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:39:33.88 ID:PGdRbKJd0

千早「たしかにあなたの気持ちはわかるわ。大切な人が苦しんでして心の底からは今日のことを楽しめないのもわかる。
   ……でも、そこまでして行かなくちゃいけないのかしら?
   いくら待っても帰ってこない人を待ち続けるのは、辛くて、悲しいことだわ……
   ……何もそんな思いをしなくていいじゃない。だって今日は、あなたの……」
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:40:04.78 ID:PGdRbKJd0

雪歩「千早ちゃんの言っていることはわかっているし、それ以上に千早ちゃんの気持ちも伝わっているよ。
   千早ちゃんもありがとう。……でもね、大丈夫。今日は大丈夫なんだ。」

春香「雪歩?」
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:41:17.05 ID:PGdRbKJd0

 数時間後、私はいつもの病室にいました。

雪歩「プロデューサー、おはようございます」

以下略



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