過去ログ - 雪歩「Next my second stage」
1- 20
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:30:57.26 ID:PGdRbKJd0

第三章、溶けたゆきだるまの物語


51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:32:50.46 ID:PGdRbKJd0

 夢を見ました。

「プロデューサー? 何をしているんですか?」

以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:34:59.34 ID:PGdRbKJd0
 でもどうして今この夢を……?

「俺の住んでいたところでは、願い事をこめて作ったゆきだるまが壊れることなく溶けきったら願いがかなうっていう話があってな」

 ああ。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:35:54.70 ID:PGdRbKJd0
 12月24日のクリスマスイヴの日。

「「「かんぱーい!」」」

 珍しく事務所のアイドル全員がそろった765プロでは、その日にクリスマスパーティーが行われました。
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:37:31.32 ID:PGdRbKJd0

 パーティーが始まってしばらくたって、私は時計を確認すると、時間がせまっていることに気が付きました。

雪歩「もうこんな時間なんだ……
   ごめん、皆、私行かなくちゃ。それと、今日は本当にありがとう」
以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:39:33.88 ID:PGdRbKJd0

千早「たしかにあなたの気持ちはわかるわ。大切な人が苦しんでして心の底からは今日のことを楽しめないのもわかる。
   ……でも、そこまでして行かなくちゃいけないのかしら?
   いくら待っても帰ってこない人を待ち続けるのは、辛くて、悲しいことだわ……
   ……何もそんな思いをしなくていいじゃない。だって今日は、あなたの……」
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:40:04.78 ID:PGdRbKJd0

雪歩「千早ちゃんの言っていることはわかっているし、それ以上に千早ちゃんの気持ちも伝わっているよ。
   千早ちゃんもありがとう。……でもね、大丈夫。今日は大丈夫なんだ。」

春香「雪歩?」
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:41:17.05 ID:PGdRbKJd0

 数時間後、私はいつもの病室にいました。

雪歩「プロデューサー、おはようございます」

以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:41:45.29 ID:PGdRbKJd0

 目が覚めた時、辺りはすでに真っ暗でした。 

雪歩「んん……」

以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:42:49.80 ID:PGdRbKJd0

 就寝の時間を超えていたのか、私が起きた時の病院内はとても静かで、真っ暗で、
だけど月の光が優しく照らしてくれているおかげで、プロデューサーの顔ははっきり見えました。

 ずっと寝続けていて、苦しそうに顔を歪めるプロデューサーではなくて、いつもの優しいプロデューサーがそこにはいました。
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/12(水) 09:43:35.65 ID:PGdRbKJd0

P「今年はゆきだるま、つくれなかったなあ……」

 外を見ながらぼんやりプロデューサーが呟きました。

以下略



94Res/63.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice