過去ログ - 娘「うーん、困った」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/09(日) 02:39:46.14 ID:MoVWLVw/o
娘「聞いてくださいよ! 哀れな女の子のお話を!」

商人「時間がないからあんまり聞きたくないんだけどなぁ」

娘「なんですか! 冷血! ひとでなし!」

商人「しょうが無いな。短めにお願いね」

娘「口減らしの為に村から追い出されました!」

商人「短くしてくれてありがとう。そしてご愁傷様」

娘「そこは私を助けてくれるとかじゃないんですか!?」

商人「僕にメリットがないよ。奴隷でもやってみる?」

娘「嫌ですよ!」

商人「でしょ? まあ運がなかったと思って諦めなよ」

娘「こんな美少女を危ないところにほっぽっていくなんて! 鬼!」

商人「君が口減らしの対象になった理由はなんとなくわかったかな」

娘「はて、どんな理由なんでしょうか」キョトン

商人「そういうところかな」

娘「そんなことよりなんとか私のことを連れてってくださいよ! 奴隷以外なら大抵のことはしますから!」

商人「そう言われてもな……」

娘「私こう見えてもちゃんと計算とか出来るんです! ほらほらー、弟子を取ると思って」

商人「あいにく僕も最近一人前になったばかりだから弟子は募集してないかなあ」

娘「そこをなんとか!」

商人「……しょうがない」

娘「やたっ!」

商人「次の街までは乗せていってあげるよ。弟子とかは無し」

娘「それだけでありがたいですよ! これで首の皮がつながりました」

商人「そう? ま、乗りなよ」

娘「はい!」


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