143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/08(火) 03:30:30.13 ID:DUMq7h7SO
wiki?は参考にしていただいたりして矛盾や突っ込み所が減れば幸いですの。
144:連投[sage]
2013/01/08(火) 12:56:24.07 ID:j9jhZqK9o
白衣「さぁ到着しました。ここが、私達の研究所です。」
立派な門を抜けたところで立ち止まり、"研究所"とやらを眺める。研究所と言うからには、もっと如何にもなのを想像してたが、連れて来られたのはデカイ洋館だった。まぁ、これはこれで如何にもな外観か。
白衣「そしてあそこに居るのが我がホームズ、白銀博士です。」
145:連投[sage]
2013/01/08(火) 13:27:19.35 ID:j9jhZqK9o
博士「よく来てくれたな一条、私がここの所長だ。…どうした、そんなにこの見た目が気になるか?なら最初に教えてやる。お前の知っている"白銀"、あれは私のクローンだ。どうせあいつから"計画"の事も聞いているんだろう?」
一条「まぁな。…今さっきあんたを見て、もしかしてとは思ったよ。しかしあれだ、本当にソックリだな。違いと言えばあんたの方が小さいっつうか幼く見えるっつうか…」フム
…あれ、何か博士スンゴイ目で俺の事睨んでる。あれ?もしかして怒ってる?…ああ、そうか成る程。どうやら俺は初対面でいきなり地雷を踏み抜いたらしい。横を見ると白衣が「一条くん、"それ"は禁句ですよ」と目で訴えてくる。博士の方に視線を戻すと…
146:連投
2013/01/08(火) 14:16:26.05 ID:j9jhZqK9o
白衣「一条くん。博士はクローンである白銀くんに発育で負けている事を非常に気にしています。自分が小柄である事それ自体も非常に気にしています。どちらか片方だけでも禁句なのに、あろう事か同時に両方に触れてしまうとは……一条くん、流石です」ヒソヒソ
うるせぇ!と叫びたかったが声がでない。と言うか身体も動かない。息すら危うい。
…5分程悶えて、ようやく身体に感覚が戻ってきた、まだ痛いけど。
147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/09(水) 08:54:26.39 ID:5GD5AnuSO
白銀博士がいい感じだな安価↓
148:連投[sage]
2013/01/09(水) 09:21:54.31 ID:VyhRHYEQo
ふむ、中は正に洋館といった感じだ。広い玄関ホール、天井にはシャンデリア、目の前にはデカイ階段と来てる。階段の上にあるエレベーターが若干風景から浮いているがまぁ、あまり気にはならない。これで趣味の悪い肖像画と、後は可愛いメイドさんの出迎えがあればほぼ完璧だ。
博士「25だ」
一条「え?何、メイドさん?」
149:連投
2013/01/09(水) 09:29:58.80 ID:VyhRHYEQo
ん?と言う事は…
一条「白銀の奴は昔、俺と会った事があると言っていた。多分14,5年前ってとこだからあいつが生まれたのはそれより前って事になる。」
一条「つまり、あんたはそんなに小さい頃から計画に加わっていたのか?」
150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/09(水) 10:40:29.56 ID:5GD5AnuSO
白衣「……」キリッ
151:連投[sage]
2013/01/09(水) 19:14:30.62 ID:S/Nalqmro
博士「…白銀量産計画。こいつが始動したのは約20年、正確には26年前だ。しかし思うような結果を得る事が出来ず、計画は僅か5年で事実上の凍結を余儀無くされた。」
博士「どうしても諦めきれなかった研究者達は、別の分野に利用する予定だったクローンの研究をこの計画に組込む事にした。…実は"白銀のクローンを生み出す"、それ自体は別に難しい事ではなかった。知識も技術も設備も資金も人材も、必要なものは全て政府が提供してくれたからな。」
博士「クローンに目を付けた事で、あっという間に計画はおおよその完成をみた。…はずだったが、"クローン"に一つの問題が持ち上がる。何だか分かるか?流石に難しいだろうからヒントをやる。別にクローン自体に問題が有った訳じゃない。むしろ元の白銀に寸分も違う事のない素晴らしい出来だった。何だと思う?」ニヤ
152:連投[sage]
2013/01/09(水) 20:02:22.09 ID:VyhRHYEQo
博士「その通り、ただクローンを生み出すだけでは、白銀の数こそ増えるがその"特異分野"が偏ってしまうんだ。白銀の知識は貴重だが同じ特異分野ばかりでは仕方が無いだろう?」
博士「そこで私だよ。…研究者達は、その当時既に白銀の素質が有った私に声をかけたんだ。間違い無く白銀の称号を受け取るであろう"素質"を持ち、なおかつまだ"特異分野に目覚めていない"発達の余地がある"子供"。そしてそのクローン。この2人を別の環境で育てればそれぞれに別の特異分野が発現するのではと彼らは考えた。」
博士「そして生まれたのがあの"白銀"という訳だ。まずは生まれた彼女を私と同じ位になるまで成長させる。勿論人体に悪影響が出ない程度に調整しながらな。まぁここまでが第一段階といったところか。ここから第二段階だ。」
153:めっちゃ長くなってる、ゴメン[sage]
2013/01/09(水) 20:42:50.84 ID:VyhRHYEQo
一条「…という事は、計画は成功したのか?」
博士「理論上は、だがな。この方法にも問題はある。第一に時間。"第一段階"に1年、"第二段階"では2年から3年を費やしている。大した時間ではないと言えない事もないが、やはり実用という点で考えると長すぎる。第二に要素の不確定性だ。確かに白銀を生み出す事に成功こそしたものの、どんな特異分野を発現するかは分からないし、最悪発現しない可能性だってあった。4年かけたのに駄目でした、では取り返しがつかないだろう?」
博士「…結果として、クローンを利用した方法は、実用するにはリスキー過ぎるという理由から廃止が決定した。だが計画自体がおじゃんになった訳じゃない。あいつと私のおかげで、"素質"のある子供を"特定の環境"で育てる事で、ある程度狙った特異分野を発現させる事が可能だと分かったんだ。」
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