過去ログ - キリカ「電車の窓から」
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11: ◆uCwA0MUuYI[sage]
2012/12/11(火) 14:25:46.51 ID:gRXqkQQAO
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今日からと言うもの、足取りも気分も最高に軽い物だった
苦もなく早起きはできるし、寝起きのテンションも段違いだった。
なんだって、キリカと話をすることができたのだから。
今日も時間が同じなら、また会えるはずだ。

自分は今、世界で一番のしあわせバカだろう。
朝食を平らげ、身支度と持ち物を確認。
いってきます。
五郷のホーム。
見高の制服はすぐにわかった。
他の見高の制服よりも、なぜかキリカのだけひときわ目立っていた気がしたからだ。

キリカ。

私の呼びかけにキリカは反応して、私に手を振ってくれる。
当然だが一昨日のあの格好とは全く違う彼女の制服姿。
いつも見ていたはずなのに、何故か今日のキリカはとても綺麗に見える。
「おはよう、ユキ」
「おはよう」
「いつもこの時間なんだよね」

えっ。
なんでそれを。
「いつも見てたからさ。」
そういえば。
帰りの電車は私が降りるときも、キリカも降りていたんだっけ。
でも、それを覚えてるなんて。

少し感激してしまった。
それと同時に、驚きと嬉しさは私の顔からあふれ出していたらしい。
「あっ、また赤くなってるー」
つんつん、と私の顔をつついてくるキリカ。

「もうっ、やめてよっ」
「耳までまっ赤ーっ!」

当面はこの赤面症のきらいは直せないだろう。


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