過去ログ - 春香「私たちは看守でも囚人でもない」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:01:04.43 ID:GZAOus0HP
元々こんな実験、気は進まなかった
でも周りのみんなもすごく乗り気で、そう思うとなんだか楽しくなってきたけれど

やっぱり何か変だと感じたのはセットに入ったとき
ここまで精巧につくられていることへの違和感……これは少なくとも、もうごっこなんかじゃない
以下略


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:04:33.01 ID:GZAOus0HP
でも、それだけにとどまらなかった。トイレがただの穴ということも私たちには衝撃だった

真美が言うまでとてもじゃないけれど気が付かなかったでしょう
だって本当、どう形容したらいいか……穴、としか言えないような

以下略


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:07:36.61 ID:GZAOus0HP
2日目でその予想はいきなり裏切られた。明らかに周りは薄暗い、早すぎる起床

高槻さんも慣れない様子で、それでも必死に看守役をこなしていた
もうそれだけで看守側が社長の影響を受けてしまっていることが想像できた

以下略


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:11:08.39 ID:GZAOus0HP
……もう、正直牢屋の中に誰がいるか、把握するのも辛くて
美希が戻ってきたときには、もう完全に”美希”じゃなかった

話しかけたらいつものように、どうしたの千早さん？なんて返してくれたら
真美も冗談の一つでも絡めて千早お姉ちゃん！なんてとびかかってきてくれたら
以下略


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:13:18.18 ID:GZAOus0HP
春香「……懐かしい歌だね」

……そんな優しいトーンで話しかけられたのはもう、いつ振りだろう
でも、覚えていてくれたの？

以下略


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:15:20.05 ID:GZAOus0HP
千早「ねぇ、私たちは何かしたの？　悪いことなんてしてないでしょう？」

千早「お願い春香、戻りましょう？　私たちは……まだ、やり直せる……」

春香「……」
以下略


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:17:11.28 ID:GZAOus0HP
もう何を言っても無駄な気がしたし、そんな気力が残っていなかった
半ば降伏状態で、諦めかけた。でも

じゃあどうしてさっきは曲のこと、話しかけたの？
単に”一囚人”とのコミニュケーションとして、曲を利用しただけなの？
以下略


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:18:28.29 ID:GZAOus0HP
春香「だって、悪いことした人間がそれを忘れるなんて、ひどいことだよ？」

春香「そうだね、もしどうして囚人か困ってるなら、何か悪いことしちゃったと思い込めばいいんだよ」

千早「……」
以下略


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/13(木) 00:18:59.51 ID:Nr+/cOgJo
よっ、全然面白くねーから死んでいいぞ

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:19:58.70 ID:GZAOus0HP
ふざけないで、私

私は、裁かれるべき

牢屋に入れましょうか、私が入っている牢屋に、私も入りなさい
以下略


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