過去ログ - まどか「だってわたしは、魔法少女……鹿目まどかだから」
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2012/12/17(月) 21:20:46.67 ID:34yvgLg7o
さやか「例えば、このヘアピンとか」
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2012/12/17(月) 21:24:25.20 ID:34yvgLg7o
さやか「この世……っていうのも変な言い方だけど」
さやか「まどかの住んでる宇宙は、一つの大きな輪になって回ってるの」
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2012/12/17(月) 21:29:36.19 ID:34yvgLg7o
さやか「円環の理……って、マミさんは言ってたっけ」
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2012/12/17(月) 21:32:50.80 ID:34yvgLg7o
それは大きな円環から伸びた、細い糸のように魔法少女たちを繋ぎ止める。
本来ならば、それすら残らなかったのだろう。 何の痕跡も残さずに、消えてしまうはずだったのだろう。
それでも、完全になりきれない理は、それを切ることができなかった。
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2012/12/17(月) 21:37:55.85 ID:34yvgLg7o
最後に彼の名前を口にした時、さやかちゃんの顔が一瞬陰ったような気がした。
しかしそれは本当に一瞬で、すぐに晴れやかな笑顔へと変わる。
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2012/12/17(月) 21:42:00.28 ID:34yvgLg7o
まどか「……じゃあ、わたしは死んだの?」
さやか「ううん、そうじゃないよ」
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2012/12/17(月) 21:44:29.53 ID:34yvgLg7o
さやか「それは、これがまどかの力だからだよ」
まどか「ちから……?」
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2012/12/17(月) 21:45:51.97 ID:34yvgLg7o
さやか「『消えて無くなってしまったものとつながる』――それが、まどかの魔法ってわけ」
まどか「ま、魔法、って……そんな、それじゃわたし……!」
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2012/12/17(月) 21:49:59.96 ID:34yvgLg7o
突然、視界が真っ暗になる。
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2012/12/17(月) 21:51:38.75 ID:34yvgLg7o
さやかちゃんの声がぼんやりと頭に響く。
わたしはいつの間にか目を閉じていた。
再び訪れた暗闇の中に、もう一度彼女の顔が浮かぶ。
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