876: ◆jiLJfMMcjk[saga]
2013/06/10(月) 23:27:48.95 ID:s4cEiWrY0
見滝原 自宅
マミ「感情エネルギーに、魔法少女システム……?」
杏子「そんなもんの為に、アタシらをゾンビもどきに――いや、化け物に変えたってのか!?」
QB「……否定はしないよ。宇宙の熱的死を防ぐために、僕らの種族は君たち人類に目をつけた。
その過程で生まれたのが魔法少女システムだ。エネルギーを集める方法は三つ」
QB「一つ目は、魔法少女の契約を交わすこと。魂を抽出してソウルジェムに変換する際にもエネルギーが発生する。
このエネルギーを利用して、僕らは君たちの願いを叶え、ソウルジェム変換の際に僕らから失われたエネルギーも補填する」
QB「二つ目は、使用済みのグリーフシードを吸収すること。魔法少女が魔法を使う際に使用してるのは正の感情エネルギーだ。
その反作用として相転移した負のエネルギーも収集している。あまり効率が良いとはいえないけどね」
QB「そして三つ目。本命は……ソウルジェムが濁りきり、魔法少女が魔女へと成長する際に生まれる、莫大なエネルギーだ」
マミ「人が、あの怪物に……?」
QB「……そうさ。それが魔法少女システムの核だ。僕らはそうして、有史以前から君たちの歴史に干渉してきた。
より効率よく感情の相転移が発生するよう、文明の発展を助長すらして――」
杏子「テメエ、よくもぬけぬけと……!」グイッ
QB「ぐっ……」
マミ「佐倉さん!? キュゥべえを……!」
杏子「こいつのせいだろうが! 全部こいつらの都合じゃねえか!
魔女が生まれたのも、そのせいで人が死ぬのも! こいつらのマッチポンプの結果じゃねえかよ!
テメエら、あたしたちのことを家畜とでも思ってんのか!?」
QB「い、以前の僕なら……つまり、普通のインキュベーターなら……そうだ。
言葉尻はどう繕おうと、それと似た認識であったことは否めない」
杏子「なら教えてやるよ、家畜だって時には飼い主を絞め殺す時があるってこと――」
マミ「やめて! 佐倉さん、キュゥべえを放して!」
杏子「マミ……」
マミ「……キュゥべえ、答えて。あなた、確かに最初の頃は契約して欲しいって言っていた……
けれど、最近では全然言わなくなったわよね? それはどうして?」
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