過去ログ - マミ「アバダケダブラ!」
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880: ◆jiLJfMMcjk[saga]
2013/06/10(月) 23:37:48.80 ID:s4cEiWrY0

杏子「……まあ、話は分かったよ。んじゃ、そろそろあたしは行くね」スクッ

マミ「そう? それじゃあ一緒に買い物に行きましょう。帰ってきたばっかりで、冷蔵庫の中身が空っぽなのよね」

杏子「は……? なんであたしが買い物に付き合わなきゃならないのさ」

マミ「あ、それもそうね。まずはお風呂に入って、ついでに着替えないと。
   私の服、貸してあげるわね。サイズは、まあ……とりあえず入ればいっか。
   どうせ新しくいくつか買わなきゃだし、その時ついでに――」

杏子「待て待て待て待て! だから、どうしてあたしがそこまで世話に――」


マミ「どうしてもなにも、佐倉さんは今日からここで暮らすんだから」


杏子「……はぁ!? なんで! き、聞いてないよそんなの!」

マミ「言ってないわね、そういえば。でも、別にいいでしょう? もう私達、家族なんだし」

杏子「いや、あれは物の弾みで……お、おい、キュゥべえ!」

QB「うん、なんだい?」

杏子『テレパシーで話すぞ……どうしたんだよ、マミ。ここまで強引な奴だったか?』

QB『……あのね、杏子。マミは君の家族の不幸を知ってから、物凄く君に執着してたんだ。
   事件のことが載った古新聞やら古雑誌やらをそこら中から掻き集めてくるし、毎晩泣き通しだったし……』

杏子『……そ、そうなのか? だってあたしら、一ヶ月ちょいくらいの付き合いだったんだぞ?』

QB『マミにとっては、それ以上の関係だったんだろう。その君がこうして無事でいると分かったら……ね?
   もともと、彼女は世話焼きな面が強いし……』

杏子『……や、そりゃ、あたしだってマミとまた会えたのは嬉しいし、ほとんど唯一の友達だけどさ……
    でも、だからってそこまで世話になるわけには……』

QB『……ちなみに、杏子』

杏子『あん?』

QB『たぶん君は知らなかったんだろうけど、マミもテレパシーは使えるよ』シラッ

杏子「……え? え!?」

マミ「――佐倉さん!」ダキッ

杏子「わぷっ!? むー! むー!」ジタバタ

マミ「そんな、一番の友達だなんて……でも嬉しい! 私も佐倉さんは大切なお友達よ!
   とにかく落ち着く先が見つかるまででも――ううん!
   ずっと一緒だって構わないわ! だって私達、もう家族なんですもの!」

杏子『放せ! 放せ! おい、この……キュゥべえ! なんでそれを先に言わないのさ!』

QB「聞かれなかったし……諦めなよ、杏子。無理に逃げ出しでもしたら、ミザリーみたいな展開になると思うよ。
   それもアニーが勝利して終わる結末で」

マミ「えへへ、佐倉さん♪ 佐倉さん♪」ギュウウウ

杏子『ミザリー!? なんだよそれ――あああああ! 分かった! 分かったからとにかく放せー!』


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