過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」桃子「20っすよ、京ちゃんっ!」【鶴賀】
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◆tXdh2WZ0lM
[sage]
2012/12/26(水) 01:10:31.07 ID:cjSB0UNr0
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京太郎「わ、本当だ、ついた!」
豊音「よかったね、京太郎君」
京太郎「ええ!」
そろそろ日も暮れる時間。
豊音はまだしも、人間である少年にとっては出歩くことすらはばかれる時間帯だ。
それまでに帰ってこれたのは豊音のおかげだろう。
京太郎「本当にありがとうございますっ!」
豊音「どういたしましてだよー」
だから彼は胸いっぱいの感謝をありったけ彼女に渡そうと思った。
まさか言葉だけで渡せるはずも無い。
京太郎「よかったら、一緒にご飯食べませんか?」
豊音「――」
魅力的な提案だ。
魅力的な提案だ、が。
仮に少年がこうして私と話してくれるとして。
全員が全員、普通に付き合ってくれるだろうか。
――植え込まれた知識は払拭するのはなかなか難しい。
豊音「……ん、今日はやめとくよー」
京太郎「そうですか……」シュン」
豊音「ごめんね」
――まだ、癖が治ってないから。
豊音「……それじゃ、私はそろそろ帰らないといけないから」
豊音「またね!」
京太郎「あ、ちょっと――」
もう一度声をかける前に豊音は姿を消した。
人里までもう少し、というところで急に一人きりになった彼に、ひゅうと寒風が押し寄せた。
京太郎「……うぅ、寒っ」
早く家に帰ろう、と歩き出す。
……途中、何度か振り向いて。
京太郎「……また、会えるかな」
――まだ、名前すら聞いていないあの人に。
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