過去ログ - トナカイ「今年一回くらい休ませろよ」サンタ「ごめんよく聞こえなかった」
1- 20
15: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 14:57:58.17 ID:BNcL6ujto
トナカイ「ある親は『大丈夫よ煙突が無くてもここから入ってくるから』っていって台所の換気扇を指したらしい」

サンタ「用途は同じじゃが……無理があるじゃろ。わしもプレゼントも木っ端微塵になるわ」

トナカイ「普通に鍵開けて入ってくるって教える奴もいるらしい」
以下略



16: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:02:23.75 ID:BNcL6ujto
トナカイ「このことからわかるように、今はもうサンタクロースがプレゼントをお届けするような時代じゃないと思うのよ」

サンタ「まあ家入れないしのう。プレゼント持ってきたところで朝刊受けにねじこむか窓破って放り込むかしかできんし」

トナカイ「プレゼントの扱いじゃねえな」
以下略



17: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:07:09.13 ID:BNcL6ujto
サンタ「まあでもサンタの時代が終わりに近づいてるってのはわしもうすうす感づいてはおったぞ」

トナカイ「マジかよジジイ。クリスマスの使者であるあんたが言うと本格的にクリスマス終了のお知らせって感じがするわ」

サンタ「クリスマスは今年を持ちまして終了いたします。長年のご愛好ありがとうございました……みたいな?」
以下略



18: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:10:16.56 ID:BNcL6ujto
サンタ「まあでもそんなやつ殆どおらんのよ。大抵の子供はなんでも好きなものをねだれると知ると物質的な願いをし始めるからな」

トナカイ「まあそうなるよな」

サンタ「ああ、そうなるんじゃが……」
以下略



19: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:12:47.64 ID:BNcL6ujto
トナカイ「サンタって罪作りな存在だな」

サンタ「あーいうのはどうすりゃいいんじゃろうな……どうにもできないからダメージ大きいわい」

トナカイ「そういう悲しい事例をなくすためにもサンタは廃止したほうがいいと思う。ひいてはクリスマスを廃止すればいいと思う」
以下略



20: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:14:56.96 ID:BNcL6ujto
サンタ「でもな、ぶっちゃけるとクリスマスなくなると困るのはわしらなんじゃが」

トナカイ「は? いや、リア充どもが路頭に迷う姿が見られてメシウマとは思うだろうけど困りはしねーと思うぞ」

サンタ「それがそうでもないんじゃよ」
以下略



21: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:18:14.75 ID:BNcL6ujto
サンタ「話もどすぞい、クリスマスがなくなると困るのはわしらじゃ」

トナカイ「なんでなんだよ、全然わかんねーよ! 簡潔に説明しろ」

サンタ「簡潔にいうと……『職が無くなる』」
以下略



22: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:24:07.66 ID:BNcL6ujto
サンタ「よく考えてみるんじゃ。年に一日しか働いてないわしらがもし職を失ったら……」

トナカイ「364日休日だったのが365日になるだけだろ」

サンタ「うん。そうじゃな」
以下略



23: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:27:17.75 ID:BNcL6ujto
トナカイ「でも金が無いとプレゼントも集められなくねえか? いつもどうしてるんだよ」

サンタ「実を言うと全国サンタさん協会みたいな怪しげな非営利法人から援助金がでてるんじゃよ」

トナカイ「そんなものあったのか」
以下略



24: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:30:19.90 ID:BNcL6ujto
サンタ「まあ、クリスマスがなくなったらその団体も解体されるじゃろうな」

トナカイ「結局困るのは俺たちか……ん?」

サンタ「なんじゃ」
以下略



25: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:33:23.15 ID:BNcL6ujto
トナカイ「なに人の金、いやトナカイの金がめてんだよクソジジイ」

サンタ「がめてなぞいないわ人聞きの悪い。お前に代わって運用してやっただけじゃろーが」

トナカイ「ただの横領じゃねーか! お前ホントにあのサンタクロースかよ」
以下略



26: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:38:16.14 ID:BNcL6ujto
トナカイ「いや……この際百歩譲って資産運用の件については許そう」

サンタ「ちょい待つんじゃ。お主の百歩とわしの百歩だとけっこう差があるんじゃがどっち基準での百歩譲りじゃ? ほら四足歩行だと倍カウントするわけじゃし」

トナカイ「どうでもいいところを論点にすんなよ。重要なのは運用の結果どうなったかだ。増えてんなら水に流してもいいぞ」
以下略



27: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:40:37.33 ID:BNcL6ujto
トナカイ「幻滅したわ、いやホントに幻滅した」

サンタ「幻滅ってそんな大げさな」

トナカイ「お前はもうちょっと大事をやらかしたという自覚を持てよ」
以下略



28: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:44:26.96 ID:BNcL6ujto
トナカイ「くそ、流されて謝ってしまったが本来なら謝るのはお前のはずだ」

サンタ「わしが謝る? ばかいっちゃいかんよルドルフくん」

トナカイ「人としての道を誤った方向に進んでるくせによく言うぜ」
以下略



29: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:48:07.12 ID:BNcL6ujto
トナカイ「というかもはや運用とか言って隠す気もないのな。普通に時計買ったとか言いやがって」

サンタ「言い訳考えるのが面倒じゃからな。一応FXに手を出してるから運用はしてたし……一瞬で溶けたが」

トナカイ「せめて『プレゼントを買う代金が足りなかったから悪いと思っていたんじゃが使わせてもらったんじゃ』とか言ったらすこしは考え直したってのに」
以下略



30: ◆E1P4D4C4Z6[saga]
2012/12/25(火) 15:55:58.71 ID:BNcL6ujto
サンタ「仕方ないじゃろ、金は殆どプレゼント購入資金になっていって手取りは微々たるもんになっちまうんじゃから」

トナカイ「手取りのあるボランティアって時点で……というかそれは俺の金をがめていい理由にはならなくねえか」

サンタ「黙らんか。お主はさっきからずっと金、金、金と卑しいにもほどがあるわい」
以下略



31: ◆E1P4D4C4Z6[sage]
2012/12/25(火) 15:59:14.93 ID:BNcL6ujto
離席


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/25(火) 16:13:37.54 ID:uUAqfAFNo
うい


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/25(火) 20:20:52.90 ID:XVdWXv3ko
なんか既視感があると思ったら思い出した



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/25(火) 21:07:57.70 ID:nTOUY4Iw0
紫煙


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/19(火) 18:40:54.70 ID:GkzP2eMdo
これってもう続き出ないの?


35Res/25.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice