過去ログ - 貴音「こひしたふ」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 22:08:56.74 ID:TAqxv/he0
「貴音、自分……」
「何があったのです、響。誰にお酒を飲むように強いられて」
「違うよ、貴音」

響は貴音の言葉をそう言って遮り、「水、くれる?」と手を差し出した。
ちょうど鞄の中に入っていた飲み掛けのペットボトルを取り出し、貴音はそれを響の手に乗せる。
響は礼を言うこともせずに半分ほどあった水を一気に飲み干した。

こくん、こくんと響の灼けた喉がリズムよく音を鳴らす。
二人しかいない深夜の事務所では、それはやけに大きく聞こえた。

「……響」

全て飲み干した響に、貴音はゆっくりと声をかけた。響は躊躇いさえ見せずに答えた。

「自分で勝手にやったことだぞ、これ。だいたい765プロに未成年に飲酒強要するような人、いないでしょ」

響の代わりのように答える言葉を躊躇する貴音に、響は静かに続けた。


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