過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」
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34: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/31(月) 02:50:06.01 ID:CcGljY4AO

朝が来た。
フィアンマは目を覚まし、昨日の残りをうまく塩抜きし、子猫に与える。 大量の牛乳が犠牲になったが、今日買い出しに行くので、問題は無いだろう。
増血剤のがぶ飲み(或いはドカ食い)が効いたのか、身体はだるくない。心なしか、フィアンマの思考はすっきりとしていた。
子猫の頭を撫で、皿を片付け、簡易ケースを組み立て、入れておく。
買い出しに行けば手は塞がる為、連れて行くつもりは無かった。
空腹は覚えたものの、食べる物が無い。
買い出しに行った際に適当な出来合いでも購入してもらうか、と思いながら、フィアンマはオーディンの身体を軽く揺さぶった。
この魔神は、ソファーで寝ていたのである。

フィアンマ「起きろ」

オッレルス「…」

ん、とやや間の抜けた声を漏らして、オーディンは目を覚ます。
のろのろと手を伸ばし、テーブルに置かれていた眼帯を着けると、帽子を被った。
少々目立つが、いつものスタイルの方が落ち着くのだろう。

オッレルス「…買い出し、だったな」

フィアンマに確認するというよりも、自分に言い聞かせるかの様に呟いて、彼は体を起こす。
まだ頭が寝ているのか、だるそうな起き上がり方。
しかし、どうにか立ち上がったオーディンは、フィアンマを伴い―――家を出た。




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