過去ログ - オッレルス「……」フィアンマ「…安価で、お前をまともにする。したい」
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36: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/31(月) 02:51:50.16 ID:CcGljY4AO

ほとんどをオーディンに持ってもらう形で、フィアンマは帰って来た。
まだ住処として馴染んでいない以上、戻って来たというのが正確な表現なのかもしれない。
フィアンマは帰るなり、食材や調味料を適所にしまい込み、慌ただしく家事をする合間、子猫の世話もしていた。
オーディンはそんな青年の様子を無感動に眺め、葡萄酒を口にする。
蜂蜜を混ぜたそれは、安物のブドウジュースの如く甘かった。
漸く家事を済ませ、フィアンマは菓子パンを口にくわえたまま、オーディンの向かいに腰掛けて子猫をあやす。

子猫「みぁ」

フィアンマ「…昼寝はせんのか」

子猫「み」

フィアンマ「…」

ごろーん、とする子猫はマイペースだ。
簡易ケースから出た子猫は、のびのびとしている。
フィアンマは空腹だった事もあって、さっさと菓子パンを食べ終える。
ゴミを捨て、彼はそのままバスルームへ消えた。 まだ傷口が痛むので、直接シャワーを浴びる事は出来ない。
だから、濡れタオルで体を拭いて清潔にする。
隻腕では、その苦労が、健常者のそれに比べて数倍だった。




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