214:杏子編第二章 ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 00:28:53.67 ID:/KE04hO/0
「……寝不足と疲労から来る体調不良。……何してんだ……あんた」
215:杏子編第三章 ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 00:30:53.57 ID:/KE04hO/0
*****杏子編第三章
ザーザーと雨の音がする。
「―――なぁー」
216:杏子編第三章 ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 00:32:12.48 ID:/KE04hO/0
坊や、と口にした瞬間さやかは僅かに顔を歪ませたが、何もなかったかのように笑っていた。
「違うよ。ただ……変な話なんだけどさー。あたし自身、誰なのか分かんなくってね」
その言葉にあたしは思わず眉をひそめる。
217:杏子編第三章 ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 00:33:06.49 ID:/KE04hO/0
「……そうか」
俯き泣くさやかの頭に手を乗せて撫でた。
居場所……か。あたしもほむらと出会わなかったら、自分の為だけに生きる魔法少女として放浪を続けていたんだろう。
218:杏子編第四章 ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 00:36:16.05 ID:/KE04hO/0
****杏子編第四章
温かな日差しの差す廊下。人の気配が無いことを確認して窓から侵入する。それから正面にあるドアに耳を当て、中に来客が無いことを確信してドアを開けた。
「ほむら」
219:杏子編第四章 ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 00:37:18.63 ID:/KE04hO/0
「あれ?あたし自己紹介まだだっけ?」
さやかも同じこと考えたのか首を傾げた。
ほむらが目覚めたときはさやかも部屋を覗いていた。あの日聞いたバイオリンはさやかの幼馴染が屋上で弾いていたとのこと。
220:杏子編第四章 ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 00:39:34.47 ID:/KE04hO/0
二人の様子を壁に凭れ掛かって見守っていると、荷物整理を終えたマミが静かに横に立った。
「すっかり仲良しね」
「そうだな」
221:杏子編第四章 ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 00:40:27.61 ID:/KE04hO/0
「しかもそれ、一年以上前の話よ?今はどうなっているか考えるだけでも恐ろしいわよ……」
マミは深い溜息を吐いた。いかにもキュゥべえが執着しそうな人材だ。寧ろ今この場に現れないのが不気味だ……。現れたら速攻ぶっ潰すけどな。
「本当にほむらはキュゥべえを知らないのか?」
222: ◆KbI4f2lr7shK[sage saga]
2013/07/28(日) 01:02:00.62 ID:/KE04hO/0
度々修正することになって申し訳ありません。
次回はちゃんとマミ編を投下します。一回目の投下が空くかもしれませんが、こちらは数章同時投下していこうと思います。あわよくば、映画の新作公開前(後)には、ほむら編に入れるように……と。
そういえば、映画(再編集版)をまだ見てない……。
修正版まとめ-----------
223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/19(月) 00:17:23.48 ID:MLNeAyVao
保守、次待ってる
224: ◆KbI4f2lr7shK[saga sage]
2013/08/20(火) 16:36:54.74 ID:wo7i8BDe0
ありがとうございます。
次のマミ編は酷い矛盾があったため、修正に苦戦しておりますが、今月中には投下を始める予定です。
ほむら編の投下は……やっぱり大分遅れそうですが、その前のさやか編はちゃんとできる……かな?。
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