過去ログ - ほむら「あなたにもう一度」
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56: ◆KbI4f2lr7shK[saga sage]
2013/01/14(月) 21:22:44.59 ID:BgtmzbLb0

「そう…。今日だったのね…」


 得心が行ったように、染み染みと彼女は言いました。

 全く意味が分からず、わたしは首を傾げてしまいます。


「あのぅ…」


「あら。ごめんなさい」


 戸惑うわたしに、白い魔法少女は優雅な笑みを零します。

 漫画に出てくるような、生粋のお嬢様、という表現がよく似合いそうです。


「私は美国織莉子。こちらが」


 そのタイミングで織莉子さんの背後に飛び降り、背を合わせる人物。

 先程わたしを襲った魔獣を倒していていた黒い魔法少女でした。


「呉キリカ。私の大切な相棒(パートナー)よ」


 織莉子さんの紹介に、キリカさんは戦闘中にも関わらず、笑顔で片手を上げます。

 キリカさんが倒し零した周囲の魔獣を、織莉子さんが結晶で弾き飛ばしました。

 あまりにも自然だったので、守られていることに今更ながら気付きました。



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