過去ログ - 星奈「と、友キスの練習よ!」 夜空「はあ?」
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2013/01/06(日) 01:31:26.24 ID:f//a7Qnm0
◆ 隣人部 部室
放課後の気だるい陽気を孕んだ空気が、その一室で感じる温度。
けれどそれ以上に、私たちの体温と吐息が異常なほどの熱を持っていた。
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2013/01/06(日) 01:34:49.21 ID:f//a7Qnm0
いつも通りの悪態も、けれど今だけは少しだけ語調が弱々しく感じる。
ソファーで隣り合う私たちは、お互いに肩が触れ合うまで距離を詰めていた。
これほどまで至近距離で彼女を感じるのは、ともすれば初めてかもしれない。
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2013/01/06(日) 01:39:44.38 ID:f//a7Qnm0
星奈「あ、あのさあ、夜空。引き返すなら今のうちよ?」
夜空「うるさい、はやくしろ!」
星奈「分かった、分かったから……。じゃあ、その、……目、閉じなさい」
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2013/01/06(日) 01:47:37.57 ID:f//a7Qnm0
そうして、
「っんぅ……」
「んっ……」
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2013/01/06(日) 01:49:05.83 ID:f//a7Qnm0
掴んだ夜空の右手を強引に引っ張り、私は再び夜空と顔を付き合わせた。
星奈「だから、もう一回」
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2013/01/06(日) 01:55:31.04 ID:f//a7Qnm0
◆ 数時間前
帰りのホームルームを終えると、もうほとんど習慣となってしまったように無意識的に、
私の足は隣人部の部室へと向かう。
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2013/01/06(日) 02:00:16.20 ID:f//a7Qnm0
私は呆れながら肩にかけたスクールバックをソファーの脇へと下ろすと、
その鞄の奥へと隠すように仕舞っておいたた新作ゲームを取り出した。
そこで私は、何を血迷ったのか、
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2013/01/06(日) 02:05:12.29 ID:f//a7Qnm0
そうしてしばらく、部屋の中ではテキストを読み進めるためのコントローラーの音と、
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2013/01/06(日) 02:10:08.45 ID:f//a7Qnm0
思わず目を惹かれ、じっくりと読み耽っていると、
夜空「おい肉、何をしている?」
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2013/01/06(日) 02:15:03.07 ID:f//a7Qnm0
夜空は数分もすればまたさっきと同じように寝息をたてはじめた。寝るの早過ぎ。
星奈「おーい、夜空」
夜空「……」
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2013/01/06(日) 02:19:35.71 ID:f//a7Qnm0
……けれど。
その唇から意識を外すことがどうしてもできない。どうしてだろう?
気が付くと私は、夜空の顔に自分の顔を寄せ、じっくりと舐るようにその寝顔を凝視していた。
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