過去ログ - 京介「俺の名前はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」
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1:ツン ◆IeC1kQL7FfR0
2013/01/07(月) 12:42:20.82 ID:iz3JJ5VSO
世界の悪は集まった。『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア』という存在は恐怖の権化となり、それが討たれることによって世界は同じテーブルに立つのだ。
俺に出来ることはここまで。後の世界はあいつに託してある。そう、『ゼロ』に。



ここで自己紹介をするとしよう。俺の名前……詰まる所は本名は、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアである。嘗てはランペルージ、偽名でアラン・スペイサー等と、実に様々な仮面と名前を使っていた。
悪逆皇帝、普通の学生、初めてその手を血で染めた名。最後に、決して忘れてはならない罪の名前『ゼロ』。
後悔はしていない。だがしかし、ゼロは一人の少女の父親を奪った。それは事実。目を背けてはならない罪状だ。

俺は本当に全ての罪を背負えたのだろうか。死んで詫びる、という言葉はある。だが、俺が死んだ所で、俺が殺めた人々が生き返るワケでもなければ、報われることもないのだろう。
死んだ者は帰って来ない。返事をしてくれない。それが人の世に生きるということ。

ならば何故、俺はこうして生きているのだろうか。
世界に明日が欲しいと願ったから?
まだ贖罪は済んでいないから?
どっちにしろ、俺は生きている。
名前こそ違うが、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは、確かに生きている。

全く異なる世界。そこは平和な世界だった。

この世界には正義の味方は必要ない。なら何が必要なのだろうか。
俺は冷蔵庫から取り出したキンキンの麦茶をグラスに注ぎ、渇いた喉を潤す為に勢いよく煽る。
ああ、うまい。やはり夏はよく冷えた麦茶にかぎる。舌は完全に日本人の味覚に対応していて、納豆でも卵かけご飯でも難なくイケる。寿司なる料理を食した時は感動したものだ。
あの世界では日本の食文化は廃れていて、余り触れていなかったからな──。

おっと、話が逸れすぎた。

私の名前は、高坂京介。高坂家の長男にして、近所の高校に通う十七歳だ。

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