過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:05:30.56 ID:oV4kWqrS0
「おいお譲ちゃんよぉ!聞いてますかぁ!?」
「っ!」
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12
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:06:47.31 ID:oV4kWqrS0
目の前で繰り広げられる会話で何が起こるのかは容易に想像が出来る。
全身を締め付けるような寒気が支配していくのが手を取るように分かった。分かってしまった。
「ひっ!?」
以下略
13
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:07:47.88 ID:oV4kWqrS0
全員が突然の声に驚き振り返る。そして固まった。
声を発したその人は大きなバッグを肩に掛け、手に筒のようなものを持っている。
何より目を引くのはその服装。野球のユニフォームだろうか。
顔は薄暗くてよくわからなかった。
以下略
14
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:08:45.33 ID:oV4kWqrS0
目の前の現実が信じられない。
自分自身を野球選手(メジャーリーガー)だと言い張る男。
身体、風貌、そして顔つき。どこからどう見ても海外で絶賛活躍中のあの人だ。
わからない。何故、どうして、なんでそんな人が学園都市に、ましてこんな路地裏にいるのか。
以下略
15
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:09:18.91 ID:oV4kWqrS0
「やれやれ」
イチローはため息をつく。相手の雰囲気から話し合いでは済まないことを感じた。
そして相手は既に武器を取り行動に移している。
以下略
16
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:09:54.04 ID:oV4kWqrS0
頬を伝う冷や汗、震えの止まらない膝。
漫画やアニメでよく見る演出だ。そんなものはリアルではありえない。
そう思っていたが、違った。今、まさにこの時、それをまざまざと感じている。
一度駆け出したスキルアウト達はピタリと足を止め、現実を理解できずにいた。
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17
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:10:33.37 ID:oV4kWqrS0
「それでですねー、イチロー選手はかなりの偏食家で……」
「はぁ……」
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18
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:11:03.40 ID:oV4kWqrS0
「はい……はい……!」
どうやら事件のようだ。路地裏に女の子を追い込む男達を目撃したとのこと。
その後もう一人交えて乱闘が始まったらしい。
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19
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:11:54.77 ID:oV4kWqrS0
スキルアウト達が武器を持ち、イチローに向かって行って、イチローがバットを振って、スキルアウト達が星になった。
多分誰も信じてくれないだろう出来事が、佐天の前で繰り広げられた。
スキルアウトがいるのは日常茶飯事。武器が飛び交うのもまあよくある。
しかしそこにあのイチローが加わるだけで一気に信憑性が低くなる。
以下略
20
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:13:03.62 ID:oV4kWqrS0
自らが言った言葉がどんなに不躾なものなのかが徐々に分かってきた。
だんだんと頬が紅潮し、顔が熱くなる。
でも超が付くほど有名な人が目の前にいるのにサインを貰わないのは人としてどうなのかと持論を脳内で展開する。
だとしたら言うしかないが、冷静に考えれば一度に言う必要はない。
以下略
21
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◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:13:53.86 ID:oV4kWqrS0
「うん。それだけ言えるなら大丈夫さ。君は強いね」
「ふぇ?……ふぁ!?」
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