過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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20: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:13:03.62 ID:oV4kWqrS0

自らが言った言葉がどんなに不躾なものなのかが徐々に分かってきた。
だんだんと頬が紅潮し、顔が熱くなる。
でも超が付くほど有名な人が目の前にいるのにサインを貰わないのは人としてどうなのかと持論を脳内で展開する。
だとしたら言うしかないが、冷静に考えれば一度に言う必要はない。
以下略



21: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:13:53.86 ID:oV4kWqrS0

「うん。それだけ言えるなら大丈夫さ。君は強いね」

「ふぇ?……ふぁ!?」

以下略



22: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:14:21.09 ID:oV4kWqrS0

「よし出来た。じゃあ、僕はこれで。またどこかで会おう!」

「え?あ……」

以下略



23: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:15:42.38 ID:oV4kWqrS0

「流石にやりすぎてしまったかな」

学園都市側が用意してくれたホテルの一室。ベッドの上で仰向けになっていたイチローが呟く。
あの時やったことは「空気を打つ」というもの。いわゆる「当てない打撃」だ。
以下略



24: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:16:34.10 ID:oV4kWqrS0

「ふぅ……こんなもんかな」

額を伝う汗を拭う。明日はここの会場で、学校の代表として演奏する。
「常盤台のエース」だからなんて言われているものの、美琴本人にはそんな自覚はあまりないし、そう言われることにも慣れない。
以下略



25: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:17:50.69 ID:oV4kWqrS0

まぁ決まってしまったことは仕方ない。割り切ろう。とりあえずはっきりさせておきたいことがあった。

「わ、分かりましたけど……その講演に来る人は誰なんですか?」

以下略



26: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:18:40.04 ID:oV4kWqrS0

偶々自分の知識が明るくなかった、つまり暗かったのでは講演を聞いても感想はお粗末なものになるだろう。
それからというもの、ヴァイオリンを練習するのと並行して、イチローについて猛勉強した。
流石に予習無しで本番に臨むわけにはいかない。失敗なんてもってのほかである。
パソコンや本を利用して、彼の幼少のころから近年の活躍まですべて網羅した。完璧。パーフェクト。
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/08(火) 22:18:47.14 ID:DH4iYQ4wo
???「イチさんやっと戻って来てくれたんですね!?僕も自由契約になったし今すぐ学園都市に移籍しますよ!」


28: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:20:04.89 ID:oV4kWqrS0

「はぁ……」

いったい何度目になるのかわからないため息をする。そもそも数えたりなんてしてないけれど。
しかし、どうして今日に限って頭を抱えるような事ばかり起きるのか。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/08(火) 22:21:15.10 ID:RcdeaT4lo
なぜマリナーズはこのイチローを手放したんだw


30: ◆I045Kc4ns6
2013/01/08(火) 22:21:54.71 ID:oV4kWqrS0

珍しく初春が声を張り上げる。いや、当然であろう。
親友が事件に巻き込まれたとなれば、心配で心配で心が潰れてしまう。
一般人が抗争に巻き込まれ怪我をして入院……なんてことはこの街ではそう珍しいことではない。
今こうして無事にいるのがある意味奇跡だ。
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